フィリピン・マニラで観閲式を行う同国軍兵士たち(2017年4月4日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】観光地として有名なフィリピン中部ボホール(Bohol)島で11日、イスラム過激派組織「アブサヤフ(Abu Sayyaf)」の誘拐組織とみられる武装グループ10人と治安部隊が衝突し、治安要員4人を含む計9人が死亡した。

 当局によると、武装グループ側は5人が死亡した。現場からはアサルトライフル4丁と簡易爆発物1個が押収された。

 イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に忠誠を誓っているアブサヤフは、同国南部ミンダナオ(Mindanao)地域周辺で外国人らを狙った身代金目的の誘拐事件を繰り返しているが、フィリピンの主要観光地を襲撃したのは近年初めてとされる。

 ボホール島の都市、イナバンガ(Inabanga)の警察関係者によると、武装グループは10日、船でイナバンガへ到達。さらに高速艇3隻を使い、川の上流の奥地にある村に入ったところで、捜索を行っていた治安部隊と衝突した。

 米国とオーストラリアの現地大使館は今週、自国民に対し、特にボホール島及びセブ(Cebu)島で「テロ集団」による拉致が起こる可能性について警告しており、フィリピンの治安部隊が警戒していた。
【翻訳編集】AFPBB News