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米アイロボット・コーポレーションは、日本法人としてアイロボットジャパン合同会社を創設し、4月11日に都内でローンチイベントを開催した。アイロボットジャパンの代表執行役員社長には、挽野元氏が就任する。

アイロボットといえば、お掃除ロボット「ルンバ」や、床拭きロボット「ブラーバ」シリーズを開発。なかでも2004年に日本に上陸したルンバは、ロボット掃除機のトップシェアを誇る。これまで日本ではセールス・オンデマンドが総代理店となっていたが、今後はアイロボットジャパンが販売やマーケティング、ブランディング、カスタマーサービスなどを請け負うこととなる。

○成長を続けるロボット掃除機市場

イベントでは、米アイロボットのCEO兼共同創設者であるコリン・アングル氏が登壇。2012年から2016年までの4年で、世界における掃除機市場内のロボット掃除機(200ドル以上の製品)のシェアは13%から21%に上昇しており、今後もさらなる需要を見込んでいるとコメントした。

またアングル氏は、「ルンバは2002年の登場以来、常にイノベーションを起こし、新しい技術や製品を進化させてきた」と語る。一般的に、新しいジャンルの製品を開発すると、その後は他メーカーなどの参入によって、徐々にカテゴリー内でのシェアは落ちる。しかし、ルンバは2013年から2016年まで常にシェアの6割以上を維持。15年から16年に至っては、むしろシェアを伸ばしているという。

同氏は今回の日本法人創設に関して「ルンバ最大の市場は北米だが、日本は世界市場でも第2位という大きなマーケットだ。いままで製品開発に使用者の意見を反映させてきたが、日本法人を作ることで、今後はさらに日本の顧客の声を吸い取っていきたい」とコメント。

また、今回の創設のタイミングに関しては「従来まで、我が社は世界展開をするほどの投資力がなかったため、各国の販売代理店と連携をとっていた。しかし、アイロボットは今やグローバル企業として十分に育っている。そのため、昨年はアイロボットチャイナを設立、今年はアイロボットジャパンの設立に踏み切った」と語る。

○ロボット掃除機の普及率を上げるために

イベントの後半には、アイロボットジャパン代表執行役員社長の挽野元氏が登壇。日本に法人を設立することで、顧客との繋がりをより強固にし、市場のニーズを捉えた製品開発を目指したいと語った。

今後は、現在4%程度にとどまっている日本のロボット掃除機普及率(世帯普及率)を、10%まで伸ばすことを目標とする。このため、アイロボット製品を知っているけれど購入までに至らない世帯にむけて、ロボット掃除機の具体的な魅力を訴求、とくに子育て世帯や忙しい共働き世帯に「ロボット掃除機を使うと生活が楽になる」ことを訴えたいと話した。

(倉本春)