マレーシアで、「フルーツの王様」と呼ばれるドリアンが中国人観光客の「爆買い」により価格が高騰し、庶民から不満の声が上がっている。写真はドリアンの最高峰「ムサンキング。

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2017年4月10日、環球網によると、マレーシア英字紙ザ・スターはこのほど、「フルーツの王様」と呼ばれるドリアンが、中国人観光客の「爆買い」により価格が高騰し、庶民の手の届かないものになりつつあると伝えている。

中国から大量の観光客が流入することは、観光業界にとってはプラスの兆候だ。だがそれは、ドリアンなどの熱帯果実の価格を押し上げる両刃の剣でもある。

マレーシア東海岸のリゾート地、デサルで果樹園を経営するアリス・トング氏は「中国人客が最初に求めるのはドリアンの中でも頂点の品種とされるムサンキングだ」と話す。同園を訪れる中国人観光客は過去3〜4年間で約50%増え、週に20〜30台のツアーバスを迎えている。

ドリアンの価格が3年前の1キロ30リンギット(約750円)から60〜90リンギット(約1500〜2200円)にまで高騰していることについて、トング氏は「熱帯果実に対する中国人の愛がその原因だ」と説明する。ドリアン以外にも、マンゴーやパイナップル、ドラゴンフルーツなどの値上がりが続いており、人々から不満の声も聞かれている。(翻訳・編集/柳川)