軽井沢で行われた新型スバルXVのプレス向け試乗会。最低地上高こそ先代XVと同じ200mmですが、新型には「X-MODE」が初めて搭載されただけあってオフロードを含めた特設コースが用意されていました。しかし、あいにく雪で走行中止になり、クローズドコース内での撮影と移動のみとなってしまいました。

さて、新型スバルXVは、「X-MODE」の搭載により、凍結した下り坂でも安心してクリアできるようになっています。また、最低地上高は先代と同様に200mmを確保。これはインプレッサの130mmから70mm高くなっています。SUVなら最低限200mmは必要というスバルの判断からで、立体駐車場に入る全高1550mm高さ制限もクリアしています。

スバルXVは、インプレッサから前後サスペンションをスペーサーにより嵩上げし、ロードクリアランスが確保されていますが、その分、気になるのはコーナーでのロール(傾き)が大きくならないかという点です。

ダンパー、スプリングのセッティングはXV専用で、インプレッサよりもソフトにすることで乗り心地を良くし、コーナーでのロールを抑えるためスタビライザーを強化。

新型XVが採用する「SUBARU GLOBAL PLATFORM」は、SUVパッケージの最適化を最大の目的としていて、具体的には下記の3つが掲げられています。

・ロール特性とロール剛性:SUVのロールセンター高を最適化
・リヤのロールステア改善
・SUV系の大型スタビライザーの直付け

足まわりを担当した第一技術本部 シャシー設計部 主査の井本昌志氏によると、とくに、ワインディングなどでの切り返しでSUV特有のフラフラする挙動がないそうで、インプレッサと遜色ないレベルを確保。危険回避時にも威力を発揮し、他メーカーのSUVと比べても大きなアドバンテージとのこと。

今回の試乗(撮影)では、クローズドコース内とはいえ、雪上をノーマルタイヤで走るという普通はあり得ない状況下でしたので、乗り心地やハンドリングなどを判断するのは無理でしたが、圧雪路や轍ができた雪上でもボディが揺すられることなく、スムーズに走らせられることが確認できました。


なお、雪上でのノーマルタイヤというあり得ない状況下ですが、「X-MODE」の威力もあってか圧雪路や轍の多い雪上であれば横滑り防止装置も作動することなくスムーズにスタートできます。これならスタッドレスを履けば「X-MODE」も加わったことで本格SUVとして新型スバルXVは使い倒せそうです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

新型スバルXVの走りは「X-MODE」も加わってインプレッサとどう違う?(http://clicccar.com/2017/04/11/462351/)