女子フィギュアスケートの浅田真央【写真:Getty Images】

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昨夜から世界で波紋が広がる電撃引退、海外メディアは改めて称賛

 女子フィギュアスケート浅田真央が10日、自身のブログで現役引退を発表した。世界選手権を3度制覇した銀盤の女王が下した26歳でのキャリアの幕引き。日本はもちろん、昨夜から続々と速報が伝えられている世界各国でも大きな衝撃は未だ止んでいない。

「レジェンド」「トリプルアクセルの女王」と現役時代の浅田の美しいスケーティングと輝かしいキャリアを各国メディアは改めて称賛している。

「マオ・アサダ、レジェンドが別れを告げる」と特集したのは、イタリア国営放送「RAI」電子版だ。

「芸術的なスケートの世界で、世界王者3度のマオ・アサダは競技生活からの引退を決断した。理由は闘争心の欠如だ」

 こう述べた上で、昨年12月の全日本選手権で12位に終わったことで「ついにタオルを投げることになった」とレポートしている。

スペイン紙は「トリプルアクセルの女王」と称賛、ベルギー、フランスでも…

 スペイン地元紙「スポルト」電子版は、浅田のトレードマークの3回転半ジャンプから「トリプルアクセルの女王」と称賛した。

「世界選手権3度優勝後、トリプルアクセルの女王、アサダは女子フィギュア界で異例の1年間の休養期間を過ごした」

 このように振り返り、2014-15年シーズンを全日程休養に充てることで、充電を図ろうとしていたことも紹介している。

 ベルギーのスポーツ専門メディアグループ「スポルツァ」電子版は「マオ・アサダがスケートから引退」と速報。フランス地元紙「レキップ」電子版も「世界選手権優勝3度のマオ・アサダが引退」と報じている。

 電撃的な引退発表の波紋はとどまるどころか、世界中に広がり続けている。