旅は人を成長させると言われる。もちろん、その旅から自分を成長させる何かを掴もうとする意識的な努力も重要だが、そのような向上心を抱いて旅に出れば、旅は支払ったお金の額をはるかに上回る価値の何かを得ることができる可能性を秘めている。(イメージ写真提供:123RF)

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 旅は人を成長させると言われる。もちろん、その旅から自分を成長させる何かを掴もうとする意識的な努力も重要だが、そのような向上心を抱いて旅に出れば、旅は支払ったお金の額をはるかに上回る価値の何かを得ることができる可能性を秘めている。
 
 例えば数十万を費やしてある発展途上国に旅に出た青年が、言葉も通じない見知らぬ異国の地で様々な問題を克服したという経験を通して、母国日本であればどんなことにでもチャレンジできるという非常に積極的な思考プロセスを手に入れることができたという経験もある。

 旅がもたらすこうした素晴らしい経験は、日本で働く中国人たちにも及ぶことがある。中国メディアの捜狐が7日付で掲載した記事は、日本で3年間に渡って働いたという中国人女性たちが得た貴重な経験について紹介している。

 記事が紹介した経験は生活のあらゆる面に及んでいるが、その貴重な経験の1つは、中国国内で根拠もなく「日本人は中国人に対して友好的ではない」と言われているのとは異なり、現実の日本人はとても平和的で、外国人にも敬意を払う民族であることが理解できたというものだ。道に迷った場合でも、日本人は熱心に助けてくれると説明している。

 さらに、日本に滞在していた3年間で「大部分の日本人は友好的で、民度も非常に高いことが理解できた」と説明し、中国国内で聞いていた日本人と実際の日本人には非常に大きな違いがあることがわかったと指摘、「日本人と交流するにあたっては何ら緊張する必要もなければ、身構える必要もなかった」と論じた。

 記事は「日本人と交流するにあたって身構える必要はなかった」と紹介しているが、それだけ中国国内では日本人に対して「悪いイメージ」が広がっているということだろう。たとえば抗日ドラマを完全なる史実として受け止める中国人はいないとしても、こうしたドラマには日本人に対する偏見を形成する力はある。しかし、日本で3年間働いた中国人女性たちは、日本でのこうした経験を通じて、中国人と日本人は歴史問題や民族の違いを越えて協調しあえるという認識を得ることができたに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)