日本でも市場規模が年々拡大している「シェアリングエコノミー」。これは個人が所有している資産の貸出を仲介するサービスで、簡単に言えばインターネットなどを介して資産を共有する経済活動を意味する。シェアリングエコノミーは2008年に民泊の仲介サービスを始めた米国のAirbnbから始まったとされている。その後、部屋以外の様々なモノを個人間で貸し借りする仲介サービスが登場した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本でも市場規模が年々拡大している「シェアリングエコノミー」。これは個人が所有している資産の貸出を仲介するサービスで、簡単に言えばインターネットなどを介して資産を共有する経済活動を意味する。シェアリングエコノミーは2008年に民泊の仲介サービスを始めた米国のAirbnbから始まったとされている。その後、部屋以外の様々なモノを個人間で貸し借りする仲介サービスが登場した。

 中国メディアの今日頭条が7日付で、日本においてこのシェアリングエコノミーは部屋以外にもポルシェのような高級車やルイ・ヴィトンといったブランド品の貸し出しにも広がっていると紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国でも近年、さまざまなモノをシェアするビジネスが拡大していることを指摘する一方、日本でシェアリングエコノミーが拡大している背景には必ずしも経済的な要因だけが存在するわけではないと指摘した。

 続けて、日本では少子高齢化によって空き家が増えているが、こうした空き家を貸し出して、シェアする動きが広がっていると紹介する一方、民泊ホストになる日本人のなかには、経済的利益がすべてではなく、「何か他の人のためにできることをしたいという気持ち」で部屋を貸し出す人もいると紹介。外国人旅行客たちは民泊ホストから地元の話を聞かせてもらうことで、日本の旅がより楽しくなると指摘し、まさにこの点から喜びを得るために民泊ホストになる人もいるとの見方を示した。

 また記事は、日本では高級ブランド品をシェアできるサービスも存在すると紹介。特に若い世代の消費者に歓迎されており、「高級ブランド品の所有権は放棄しつつ、使いたい時だけ使うという使用権を手にするというシェアリングは日本の若い世代にとって非常に利便性が高い」のだと伝えた。

 シェアリングは近年、急速に広まっているサービスだが、これは見方を変えれば消費が成熟したからこそ成り立つビジネスと言えるだろう。中国でも自転車のシェアなどは存在するが、高級車や高級ブランド品のシェアは「メンツが立たない」と考える人も多そうで、こうしたビジネスが成り立つにはまだ時間がかかりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)