初勝利の広島FW工藤壮人、タイムアップ後の「表情」が胸にくる…

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今シーズンのJ1において、ここまで「予想外」とも言える順位につけているのがサンフレッチェ広島だろう。

4シーズンで3度のJ1優勝を成し遂げるなど、ここ数年は上位争いの常連であった広島。しかし、今季は開幕から第5節までに勝利がなく、第2節の清水エスパルス戦からは4連敗を喫するなど苦しいシーズンスタートなっていた。

第5節終了時には18チーム中17位に沈んでいた広島であったが、先週末に行われたアウェイのガンバ大阪戦に0-1と勝利。今季唯一無敗のG大阪に土をつけるという最高の形で、嬉しい初勝利を手にした。

そんなこの一戦で決勝ゴールをあげたのが、今季からチームに加入したFW工藤壮人。タイムアップのホイッスルが鳴り響くと、こんなリアクションを見せた。

ガッツポーズを見せるわけでなく、チームメイトと喜びを共有するわけでもなく、センターサークルに倒れ込み両手で顔を覆っていたのだ。

非常に胸を打つシーンである。

新加入の工藤にとって、チームを勝たせられなかった状況はそれほどまでに辛かったのだろう。工藤はこの試合でチーム3位となる11.206kmを走ったが、ピッチに倒れ込んだのは疲れ以外にも理由はあったはずだ。

工藤は試合後、「今日は気迫で勝ったと思いますし、そういういろんな気持ちが、試合が終わった瞬間に込み上げてきましたね」と振り返った。

報道によれば、タイムアップ直後はうっすら涙も浮かべていたという。

それでもミックスゾーンには爽やかな表情で現れ、ファンに感謝のメッセージを送った。