3つの理由で降り始めは危険が大きい

日本の年間降水日数は100日程度と言われ、雨が多いのが特徴。その雨の日は、自動車事故が多いことでも知られていて、人対車両による交通事故の死者数も、雨天時は晴天時よりも約10%も高いというデータがある。

そうした中、雨の降り始めはとくに事故が多発する。どうして、雨の降り始めは危険なのか。主な原因として考えられるのは、次の3点。

・雨の降り始めは、路面にホコリや油分、泥などが浮いてきて、タイヤの温度も下がるので、滑りやすい。

・傘を持たない歩行者や自転車が、雨を避けようと足早になり、十分安全確認をしないで飛び出してくる。

・ドライバーが、雨が降る前の感覚、リズムのまま運転してしまい、環境の変化に対応するのに時間がかかる。

こうした理由から、雨の降り始めのドライブは、とくに注意が必要だ。

雨の降り始めにおいて、少しでもリスクを減らすためには、まずペースダウン。そして、歩行者や周囲のクルマに自車の存在をアピールするために、ライトオン(スモールランプではなく、ヘッドライトを点灯)。オーディオなどのボリュームを絞ったり、オフにしたりして、集中力を高め、環境やリズムが変わったことを、自分自身に自覚させる。

フロントガラスに撥水剤をコーティングしておき、ワイパーのゴムも早め早めに交換。雨が降ってもできるだけクリーンな視界を得られるように備えておく。もちろん、タイヤの溝が残っていることも非常に重要。新品タイヤの溝の深さが、およそ8ミリなので、その1/4、残り2ミリになったら交換時期だ(最低でも1.6ミリ程度はないと、保安基準違反で車検にはとおらない)。

備えあれば憂いなし。雨が多い日本だからこそ、日頃から雨に対する心構えを忘れずに。