相手の迷惑を考え、笑顔で接する・・・中国人が子ども連れで旅して感じた、日本で楽しく過ごすための「極意」

記事は、子どもを旅に連れていくことは視野を広げるとともに幼いころの素晴らしい記憶を残してやるうえで有意義であるとする一方、「出かける前の諸々の考慮や準備も欠かせない」と説明。そのうえで、4歳と6歳の子どもを連れて東京、京都、大阪を巡った経験を紹介している。
特に子連れの旅行では常に緊張感があるトイレの問題についてアドバイスしており、「大型ショッピングセンターを利用しているときに、子どものトイレを済ませておくとよい」とした。また、道中で緊急事態となった場合は近くのコンビニに行けばトイレを借りられ、言葉が通じなくても「店員さんは、子どもを見ればだいたい状況を理解してくれる」と伝えた。
このほか、日本では食べ歩きがマナー違反とされている事、エスカレーターの乗り方、公共の場所、特に電車内では静かにすること、畳の部屋に上がるときは靴やスリッパを脱ぐこと、温泉の入り方、宿のチェックイン時間、バスやタクシーの利用方法といった、日本滞在の基本となるようなルールについて説明した。子連れに特化した話ではないが、こういった情報を事前に知っておけば、その分余裕を持って子どもの面倒を見られるということなのだろう。
記事はまた、日本での旅をスムーズに進めるうえでの大きなポイントを示している。それは「問題を解決する際、他人の立場をよくよく考え、必要以上に他人に迷惑をかけないこと。言葉の交流が難しいときには、心からの笑みを浮かべるというのも良いコミュニケーションの方法である」というものだ。細かいルールを1つ1つ覚えるよりも、この大前提を心得ておけば確かに多くの人が助けてくれるはずである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)