麺屋すみす/博多水炊きらーめん(750円)

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曜日ごとにラーメンを紹介していく飯テロもとい「ラーテロ」連載!いよいよ春の陽気が気持ちいい季節になりました。新学期、新生活とともに新しい店を発見するにはいい季節!第3回は、新生活にピッタリな編集部が選び抜いた7軒をご紹介!気になった店をぜひ訪問してみてほしい。

【写真を見る】麺屋帝旺/漢方辛し油そば(650円)

■ 博多水炊きをイメージしたラーメン「麺屋すみす」

まず紹介したいのは、青山に店を構える「麺屋すみす」の「博多水炊きらーめん」(750円)。低温調理した鶏ムネ肉のチャーシューや軽く炙った鶏つくねなどがのる、博多水炊き鍋をイメージした鶏づくしの一杯。歯切れのよい極細麺がスープによく合う一品だ。鶏ガラと丸鶏、生姜、ネギなどで出汁を取り、鶏の旨味を最大限に引き出した無化調スープは、ほっと心がなごむ優しい味わい。残ったスープは薬味入りの「シメごはん」(100円)足してお茶漬け風に楽しもう!

■ 20種以上の素材の風味が太麺を包む「麺屋 帝王」

5種の油そばなかでも客の約8割が注文するのが「漢方辛し油そば」(650円)。中国から取り寄せた、14種の漢方を調合した芳醇な香りの自家製ラー油をはじめ、醤油と鶏ガラで作るタレ、和ダシなどを用い、辛さよりも風味の豊かさが特徴の一杯。辛味を足したい人は、卓上の一味唐辛子や自家製ラー油を入れてみよう。丹参(ダイスン)、当帰(タンクィ)などの漢方により疲労回復などの効果も期待できる。

■ 完成度の高い正統派!濃厚つけ麺「麺屋 ふじ田」

15年秋オープンの麺屋こうじグループの新鋭「ふじ田」。濃厚つけ麺と、G系ラーメンの角ふじが男性客にウケている。そんな本店で人気の「特製濃厚つけ麺」(980円)は、ゲンコツのみで取り、サバ、カツオなど4種の魚介をブレンドしたつけ汁に魚粉が添えられている。つけ麺のスープは15時間トロトロになるまで煮詰めるため、無化調ながら旨味が強く魚介の香りも高い。1日寝かせて熟成させたモチモチ麺とも好相性だ。麺の量は並150g、中200g、大280gから選べ、同料金で食べられるのも嬉しいポイントだ。

■ 魚介ダシが昼夜で変わるダブルスープの二毛作店「麺屋 ちぇるしー」

昼はアサリ、夜は焼アゴを鶏清湯(とりチンタン)に合わせたラーメンを提供する「ちぇるしー」。アサリ+鶏清湯の「らーめん」(690円)はあっさり味。タマネギ、岐阜産3年熟成みりんがほのかな甘さを演出し、埼玉・川越の「金笛」など3種の醤油のキレも楽しめる。低温調理の肩ロースチャーシューや、歯切れよい中細麺も魅力の1つだ。夜の鶏清湯+焼アゴは、旨味と磯の香りが高まる一杯。3種の醤油、3年熟成みりん、和ダシを混合したタレも深い味わいを生む要因の一つだ。

■ 優しい味わいのすっきり淡麗「麺処 まるわ」

濃厚な豚骨ベースと、淡麗の鶏ガラベースの2種のスープで人気を博す「まるわ」。鶏ガラや丸鶏を沸騰させずに6時間煮込み、しっかりとこすことで雑味を取り除いた「淡麗塩そば」(680円)は、南高梅とイタリア岩塩など3種を加えることで、キレが光る角の立たない優しい塩気が生まれている。ほかにも「たんたん辛つけ麺」(850円)も好評だ。

■ ニンニクを投入してガッツリ食べたい一杯「ドン-キタモト」

ガツンとしたG系ラーメンを提供する「ドン-キタモト」からは「ラーメン並」(700円)を紹介。シャキシャキのヤサイと分厚いチャーシューがドカンとのる迫力の一杯だ。ゲンコツや背ガラを8時間煮込むスープと、噛み応え十分の極太麺との相性は抜群!

ヤサイ、アブラ、ニンニク、カラメの4種の無料トッピングの中でも、ニンニクを入れるとおいしさがさらに際立つ。ある程度食べ進めたところから投入量を増やしていけば味の変化が楽しめるぞ。テーブル席が多いので落ち着いて食べられるのも嬉しい。

■ シンプルな素材の旨味が凝縮「熊王ラーメン」

最後に紹介するのは「熊王ラーメン」の「しょうゆラーメン」(650円)。醤油ダレとチャーシューの澄んだ脂のみで、あっさりしながら奥行きのある味が人気の一杯だ。生醤油ダレに豚骨と鶏ガラをかけ合わせたオーソドックスなスープがベースの澄んだ味で飽きがこない。トッピングの細かく刻んだネギの歯応えも縮れ麺にぴったりだ。また、仕上げにゴマ油を効かせ、炒めたモヤシやタマネギのトッピングに負けない風味を形作る「しお」も人気のメニューとなっている。

春爛漫!新生活におすすめの7つのラーメンを食べに、ぜひ足を運んでみて欲しい。【東京ウォーカー編集部】