10日、韓国メディアによると、紆余曲折の末に設置された韓国・釜山日本総領事館前の慰安婦少女像をめぐり、ごみの投棄や落書きなどが相次いで問題となる中、これに対抗するため、韓国の市民らが日本総領事館付近での「壁画デモ」を開始した。写真は釜山の慰安婦像。

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2017年4月10日、韓国・聯合ニュースによると、紆余曲折の末に設置された韓国・釜山日本総領事館前の慰安婦少女像をめぐり、ごみの投棄や落書きなどが相次いで問題となる中、これに対抗するため、韓国の市民らが日本総領事館付近での「壁画デモ」を開始した。

先月31日、何者かによって慰安婦像の顔に青いペンキが塗られる事件が発生した。また、その一週間後には、慰安婦像近くに「いつまで日本を憎むのか」などと書かれた植木鉢が捨てられているのが見つかった。監視カメラが設置されたにもかかわらず、 釜山日本総領事館前の慰安婦像に対する“心ない行為”が相次いでいることを受け、韓国の市民らは警察に捜査を依頼した。さらに、慰安婦像を守るため、慰安婦像から1キロほど離れた壁に絵を描き始めたという。長さ20メートル、高さ4メートルの壁画を描くため、釜山地域の大学生や社会人ら約40人が集まった。壁画には花や蝶々、韓国の伝統衣装であるチマチョゴリを来た少女の姿が描かれた。市民らは「日本総領事館前から慰安婦像を撤去しようとすればするほど、私たちはより強力に慰安婦像を守る」と主張している。

市民らによって慰安婦像を守るための壁画が描かれたのは、昨年の田浦洞と凡川洞に続いて3番目となる。市民らは今年後半、釜山市の有名観光地である海雲台の壁にも慰安婦問題をテーマにした壁画を描く予定だという。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「慰安婦像を傷つける人たちは一体何を考えているのか?慰安婦像を守ろうと努力する人たちがいてくれて本当によかった。僕たちの歴史のつらい瞬間を忘れてはならない」「慰安婦像を撤去せよと言う人の気が知れない。そんなに日本が好きなら日本に移民すればいいのに」「韓国の自主性を無視する行為。絶対に犯人を見つけ出し、厳しく処罰してほしい」など批判的な声が多く寄せられている。

そのほか、「なぜ日本はたった1つの慰安婦像にそこまで敏感に反応するのだろう?」「東区(慰安婦像の管轄自治体)は何をしている?この問題を知らないはずがないのに」などと指摘する声もみられた。

一方で「慰安婦連行は70年前に起きたことなのに、なぜ現世代の日本人に謝罪を求めるのか理解できない」「国同士で合意を結び慰安婦問題を終わらせることにした。お金だけもらって合意内容を守らないのはよくない。それは北朝鮮のすることだ」「慰安婦像を撤去して日韓関係を正常な状態に戻してほしい」などの声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本)