スマホで払えばもっとお得。飲み会の会費だってアプリで払える

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 こんにちは。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢です。

 昨年(2016年)はFinTech(フィンテック)元年と言われるほど、ビジネスワードとしてFinTechという言葉を目にしました(昨年も少しご紹介しました)。

 この春リリースされるマネー系新サービスも多く、今年は、いよいよ家庭にとってもFinTechを実感できる元年になるかもしれません。

◆「スマホATM」で、もうキャッシュカードもいらない!?

 貯蓄用、生活費用と、銀行口座を複数使い分けている人もいるかもしれません。保有している銀行口座、すべてのキャッシュカードをお財布に入れていると、お財布が膨らんでしまいますよね。

 貯金専用の銀行口座のキャッシュカードについては、「そもそも持ち歩かない」というお金を守るためのテクニックがあります。一方で、生活費用の口座については、お財布にキャッシュカードを入れるのではなく、スマホアプリで持ち歩けたら便利でしょう。

 3月27日にじぶん銀行がスタートした「スマホATM」では、全国の約23,000台のセブン銀行ATMでキャッシュカードを使うことなく、現金の入出金ができます。スマホにダウンロードしたアプリでQRコードを表示し、ATMにかざせば、キャッシュカードの代わりになります。

 お財布にカードのスペースをとられることなく、必要な時に現金を引き出すことができる環境が作れるため、じぶん銀行ユーザにとっては嬉しい新サービスでしょう。

◆割り勘アプリで、飲み会の集金も現金いらず

 個人間送金サービス「Kyash」も4月5日に正式リリースされました。個人間送金、割り勘アプリは他にLINE Pay、paymoなどが既にリリースされています。

 それぞれが少しずつ使い勝手が違いますが、例えばKyashやpaymoの場合、参加者全員がクレジットカードで支払いができることなどが、私たちにとっては嬉しいでしょう。

 現金にくらべ、クレジットカードを使うと、カード明細や家計簿アプリなどで出費の履歴が自動で残せます。同じ金額を支払うのにポイントが貯まるのも嬉しいですね。そうした利点から、決済はすべてクレジットカード派という人も増えています。ところが、会食などで割り勘する場合は、現金払いになることが多いですね。

 Kyash、paymoを使うと幹事がお店に対して一括でクレジットカード支払いをした後に、アプリ経由で参加者に対して1人あたりの金額を請求することができます。参加者は請求に対してクレジットカードを使って支払いをすることができるため、利用履歴が自動的に残りますし、カードのポイントも得られます。

 集金したアプリ内の残金を引き出すにはpaymoは手数料が200円かかります。kyashは現金での引き出しはできず、ネットショッピングなどVISA加盟店での支払いにカード等を通して使うことができます。

 LINE Payは割り勘で受け取った残金を支払いに充てられるプリペイドカード「LINE Pay カード」が一律2%という高還元率で、雑誌のカード特集などでも注目されています(割り勘そのものには2%のポイントはつきません)。

 割り勘ですら、現金を使わずカードの利便性を活かし、ポイント等のお得も得られる環境が整いつつあります。

◆アプリ「楽天ペイ」で、店でもスマホでお支払い

 お店での支払いも、お財布も出さずに終わらせることができるサービスがスタートしています。2016年10月からスタートした楽天ペイ(アプリ)では、お店から提示されるQRコードを読み込んだり、請求された金額を自分で入力することでスマホの中で支払いを完結することができます。

 楽天ペイ(アプリ)で支払うと200円につき1ポイント付与されます。アプリに紐付けるカードを楽天カードにすると、さらに200円につき2ポイント付与され、ポイントの還元率も高くなります(1ポイント1円として還元率1.5%)。

 導入店舗が広がると、ますますお財布を持たずに出かけても困らない上に、クレジットカード等のポイントもちゃっかりゲットできてしまうことになるでしょう。

 FinTechの恩恵を受け、スマホがお財布代わりになるサービスが次々とスタートしています。使いやすそうだなと感じるものから始めてみると、便利とお得の両方が得られそうです。

【風呂内 亜矢(ふろうち・あや)】
ファイナンシャルプランナー。CFP認定者、宅地建物取引士。26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。現在はテレビ、ラジオ、雑誌等でお金に関する情報を発信している。9月に新刊『デキる女は「抜け目」ない』が発売に。
公式サイト:http://www.furouchi.com/
公式ツイッター:@furouchiaya