昼下がりのつまらないTVショーに思わずあくびが。学校の退屈な授業についあくびが。何も生み出さない不毛な会議にてあくびが。眠くなくても出るあくび。でもどうしてわたしたちはあくびをしてしまうのかを知っていますか? 実はこのあくびという動作、身体のある仕組みによるものだったのです。あまり知られていないあくびの秘密について紹介したいと思います。

脳を覚醒させようとしている

あくびってただ眠いときや、つまらないときに出るってイメージが強いですよね。しかし意外や意外に、あくびには脳を覚醒さようとする働きがあるようなのです。ちなみに人は脳に酸素が充足していない状態を眠いと感じ、集中力が低下する状態、つまり脳がちゃんと機能していない状態となってしまいます。ここで酸素を脳内に取り込み、覚醒を促せようと機能するのがあくび。つまりわたしたちがあくびをしている最中、頭の中では脳が必死に覚醒させようと奮闘してくれているわけ。

感情を共感する役割まである!

あくびはうつるということを聞いたことはありませんか?人は他人のあくびを見ると、自分もあくびをしてしまう習性があるようなのですが、これは、他人に共感する脳機能が、相手のあくびという動作を読み取り、それを共感することであくびが出ているのではないかと考えられているようです。あなたも周りのあくびをしている人を見て、自分もあくびをしてしまった経験があるのではないでしょうか?

脳をクールダウンする役割も

脳が非常に活発に活動していると、脳にはたくさんの熱が発生しています。過剰な熱の発生は、脳の働きが低下する要因となってしまいます。ここで人はあくびをすることで、脳に冷たい血液を送り込み、クールダウンさせることで、脳の働きを維持しているといわれています。つまり脳に熱が発生することであくびが出てしまうというわけですね。因みに同じ理由から脳を冷やすことであくびが出なくなるようです。

人は退屈なときに眠ろうとしてあくびをしていると考えられがちですが、実は頭の中では必死に脳を覚醒させようと頑張ってくれているわけですね。ということは、人の会話中にあくびをしている人は、本当は極めて優秀な人である可能性も?とはいえ会話中のわざとらしいあくびは、非常に失礼にあたりますので、出そうになっても我慢した方が良さそうです。


writer:サプリ編集部