公益財団法人交通事故総合分析センターの統計によると、昨年の日本国内の交通事故発生件数は49万9201件で、そのうち死亡事故は·0.76%にあたる3790件だった。一方、中国では2015年の交通事故件数は18万7781件で、5万8022人が死亡したという。(イメージ写真提供:123RF)

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 公益財団法人交通事故総合分析センターの統計によると、昨年の日本国内の交通事故発生件数は49万9201件で、そのうち死亡事故は0.76%にあたる3790件だった。一方、中国では2015年の交通事故件数は18万7781件で、5万8022人が死亡したという。

 中国の統計における事故件数の少なさには様々な要因が考えられるが、死者数は日本の10倍以上になっており、交通事故で死亡する人が日本より多いことは間違いない。中国メディア・今日頭条は9日、「どうして中国は自動車事故の死亡率がこんなに高いのか」とする記事を掲載した。

 記事は「わが国は世界の3%の自動車を持つ一方で、世界の交通事故死亡者の16%を占めており、世界で最も危険な運転場所となっている」と説明。そのうえで「多くの人が中国人ドライバーのマナーの悪さを理由に挙げるが、これには強く反対する」として持論を展開している。

 記事が主張する理由は、中国でいささか神話化されている感のあるバンパーのリインフォースメントだ。「どうして20万元以下の日系車はリインフォースメントを設置しないのか」として、リインフォースメント未設置の日系車が死亡事故の割合を高めているとの論理を展開した。

 この意見に対して、中国のネットユーザーは賛同しかねているようだ。「ドライバーの問題」、「クルマの問題ではなく人の問題。道路脇に立ってみれば分かる」、「譲らない、ルールを守らない、無理な追い越しをするから」との意見が出たほか、簡単に免許を取らせる自動車学校や当局にも問題があるとの声もあった。

 以前、上海の高速道路でマイクロバスに乗っていた際、渋滞に気づくのが遅れた後続車が追突してきた。そこまでスピードが出ていなかったため多少ボディが破損しただけで、ケガ人も出ずに済んだ。日本であれば警察を呼んで処理してもらうべきところだが、その時はドライバーどうしが何やら話をして終わり。2台とも何事もなかったように走り出した。このような「記録に残らない事故」が中国にはたくさんありそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)