8日、韓国・ニューシスによると、韓国の地方市議会議員らが、海底から引き揚げられたセウォル号をバックに記念写真を撮ったことが問題となっている。写真は9人の行方不明者について伝える掲示。

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2017年4月8日、韓国・ニューシスによると、韓国の地方市議会議員らが、海底から引き揚げられたセウォル号をバックに記念写真を撮ったことが問題となっている。市議らが所属する国民の党の朱昇鎔(チュ・スンヨン)院内代表は事態を受け、「(行方不明者の)家族に謝罪し、党としての措置を取る」と明らかにした。

朱院内代表は8日午後、全羅南道(チョルラナムド)木浦(モッポ)新港湾で、セウォル号事故の行方不明者の家族らと会話を交わした後、記者会見で「理由が何であれ(記念写真の撮影は)間違っていたと思う」と述べ、家族に謝罪したことを明らかにした。また、「セウォル号を陸上に据え置いた後、行方不明者9人を見付けることが最も重要だ」とし、今後の捜索に党として「最善を尽くしたい」と述べた。

今回の騒動の発端となったのは、同党の朴智元(パク・チウォン)代表が7日、木浦新港湾内で李哲朝(イ・チョルジョ)セウォル号現場収拾本部長から状況説明を受けていた際、同党所属の木浦市議3人がセウォル号を背景に行った記念撮影だ。船内捜索を待つ行方不明者の家族らからこれに強い抗議の声が上がり、朴代表はSNSを通じて謝罪するとともに、「特に現場は保安区域であり写真撮影が禁止された場所であるため、関係機関に告発して(市議らの)責任を問う」と書き込んでいた。

韓国の現行法では、保安事件防止のため、港湾保安施設内では写真撮影を制限している。事前の許可なしに撮影した場合、300万ウォン(約30万円)以下の過料を支払うことになる。

この報道に対し、韓国のネットユーザーからは「写真撮影をした議員の人格を疑う」「こんな議員のいる党に国は任せられない」「党レベルの措置とは何だ?」「人の気持ちなんて考えない、出世欲しかない連中だ」「彼らの本当の姿を見た」「非常識極まりない。謝って済む問題ではない」など、市議らや党を批判するコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/三田)