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NECは群馬銀行から、為替の振込エラー処理の効率化を実現する「振込不能管理システム」を受注し、6月から順次稼働を開始する予定だと発表した。このシステムは、静岡銀行の知見を活かして同行向けに開発したシステムを基に、群馬銀行向けに一部機能を強化して納入するもの。

「振込不能管理システム」は、振込伝票への記載内容の不備により、自行からの振込が他金融機関でエラーとなる「仕向エラー処理」や、自行や他金融機関からの振込が自行内でエラーとなる「被仕向エラー処理」に対応するシステム。

また、残高不足で一括振込エラーとなった案件を管理する「振込資金リスク管理」機能なども実現しているという。

こういった処理は、従来は紙の受信票を参照しながら金融端末で行っていたが、今回の開発によるシステム上での処理可能となり、ペーパーレス化の実現とともに、ピーク日の被仕向エラー処理では全体件数の約75%の自動化を見込んでいるという。

被仕向エラー処理の自動化は、受取人名がエラーの場合、法人略語の有無や別名による違いなど、従来オペレータが判断していた条件をシステム化し、同一受取人と判断できた場合は自動入金を実施。また、それ以外のエラーに対しては、仕向先金融機関への自動照会または自動資金返却を実施する。

また、振込資金リスク管理では、立替払いした振込資金の回収や残高不足等による依頼人口座からの出金エラー案件を管理し、依頼人口座への入金時には自動的に振込立替払資金の回収や、振込資金の確保から一括振込、送金手数料の受領までの処理を実施。これにより、振込資金エラー処理について約90%以上の自動化を見込んでいるという。

そのほか、FAX自動送受信機能により、営業店への連絡事務負荷を軽減するとともに、システム上で為替の振込エラー処理の進捗管理が可能なため、処理の遅れや漏れのリスクを低減できるという。

(丸山篤)