崔順実被告=(聯合ニュースTV)

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【ソウル聯合ニュース】韓国朴槿恵(パク・クネ)前大統領(収賄容疑などで逮捕)を罷免に追い込んだ親友の崔順実(チェ・スンシル)被告らによる国政介入事件の実態が、来月以降、徐々に明らかになる。崔被告のめいのチャン・シホ被告、前文化体育観光部第2次官の金鍾(キム・ジョン)被告、崔被告の側近だったチャ・ウンテク被告、崔被告の紹介で朴容疑者を診療していた医師ら、起訴された関係者に対する判決言い渡しが来月予定されているためだ。

 法曹界によると、ソウル中央地裁は来月18日、大統領の担当医でなかったにもかかわらず崔被告の紹介で朴容疑者に美容施術などを行った罪に問われている医師のキム・ヨンジェ被告、崔被告やその姉の名前で朴容疑者の診療記録を作成した罪に問われている医師のキム・サンマン被告らに対する判決を言い渡す予定だ。
 また、チャン・シホ被告と崔被告の推薦で次官に就いた金鍾被告の公判も、来月判決が言い渡される。両被告は、崔被告が実質所有していると疑われている韓国冬季スポーツ英才センターに支援金を出すようサムスングループに求めた職権乱用や強要の罪に問われている。

 崔被告の側近で文化界に影響力を行使した広告制作監督のチャ・ウンテク被告、政府系機関・韓国コンテンツ振興院の院長だった宋星ガク(ソン・ソンガク)被告の公判も、判決が来月中に言い渡される。両被告らは2015年、鉄鋼最大手ポスコの系列会社売却の優先交渉権者に選ばれた広告会社の代表に圧力をかけ、株式を不正に手に入れようとした強要未遂の罪に問われている。

 一方、検察はサムスングループからの収賄、職権乱用、強要など13件の容疑が持たれている朴疑者を早ければ今週中にも起訴する予定にしている。2〜3回の公判準備手続きを経て、来月から本格的に公判が始まる見通しだ。
tnak51@yna.co.kr