世界で「最も美しい」コワーキングスペース5選

写真拡大

コワーキングスペースの数は近年、世界各地で大幅に増加している。新しいタイプの仕事と働き方に関する情報を提供するオンライン雑誌「デスクマグ(Deskmag)」の調査によれば、世界のコワーキングスペースの数は2014年の5800から1万1300に増えており、2017年には1万3800に達すると予想される。

フリーランスで働く人の増加がその大きな理由だが、コワーキングスペースとコワーカーをつなぐサービスを行う「コワーカー(CoWorker)」の共同創業者でCEOのリアン・ビーズリーは、これに関して次のように説明している。

「コワーキングスペースの柔軟性、コスト効率や社会的な構成要素から、より多くのスタートアップ企業や小規模企業が賃貸オフィスではなく、コワーキングスペースを選ぶようになっている」

各国にあるコワーキングスペースはこうした状況の中で、設計やアメニティーにより多くの工夫をこらし、質を向上させている。105か国の4000近いコワーキングスペースの中からビーズリーが推薦するもののうち、特にすばらしいと筆者が考える5か所を紹介する。

1. クルー・コレクティブ(カナダ、モントリオール)

モントリオール旧市街にあるこの建物には、1920年代にはカナダ・ロイヤル銀行が入居していた。約1115平方メートルの広さがあるこのコワーキングスペースは、息をのむほど美しい。

アーチ形の天井、シャンデリア、大理石など、建物の魅力を維持しながら、クルー・コレクティブの従業員が働くスペースとコワーキングスペース、カフェ、会議室のそれぞれの利用者のために趣の異なるエリアが作り出されている。

2. ミニストリー・オブ・ニュー(インド、ムンバイ)

オランダ人の共同創業者マリス・ブルームンダールとナタシャ・チャダが目指したのは、単なるオフィススペースの共有ではなく、コミュニティー作りだ。そのため欧州に特徴的な機能性と地元らしさを組み合わせた、質の高い、居心地の良い作業環境が実現されている。

緑と自然光を多く取り入れ、家具はオーダーメイド。ビンテージのシャンデリアやジャイプールのじゅうたん、地元のアートギャラリーから取り寄せた芸術作品が採用されている。

3. ノイハウス・ハリウッド(米国、ロサンゼルス)

このコワーキングスペースほど、クリエイティブな人たちにインスピレーションを与えられる場所はそう多くないだろう。1938年に建てられた7階建てのこの建物は、CBSラジオが使用していたものだ。

足を踏み入れればすぐに、工業的な特性と現代アートの要素が組み合わさった、古き良きハリウッドにワープしたような気分になれるはずだ。

4. ウィーワーク 威海路(中国、上海)

1930年代にはアヘン工場、2000年代半ばにはアーティストたちが住居だった建物は現在、ウィーワーク(WeWork)の超スタイリッシュなコワーキングスペースに変身している。

天井の高いアトリウムが特徴の昔のロンドン風の建物は、一見の価値がある。設計に関する決定は全て、機能性とコミュニティーの構築、地元の文化などに敬意を示すことのバランスを考慮した上でなされている。

[関連]クリエイティブな人たちはなぜ「WeWork」を選ぶのか

5. ザ・ワーク・プロジェクト(中国、香港)

2016年9月にオープンしたこのコワーキングスペースには、建築やデザイン、料理、時事問題、旅行など、多岐にわたる分野の書籍を取りそろえたライブラリーがある。また、デザイン賞に輝いた「ビーン・テーブル」やアート作品をオーダーメイドで揃えており、落ち着きがありながらスタイリッシュなデザイン哲学が際立つ。

創業者兼マネージング・ディレクターのジェニー・リーによれば、(香港では珍しい)高い天井、美しく使い心地の良い家具、植物学者が設計した息をのむような立体的な庭園などが、この空間を真に特別なものにしている。