仏民放BFMとCNews主催のテレビ討論に参加した極左のジャンリュック・メランション候補(2017年4月4日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランス大統領選が2週間後に迫る中、共産党が支持する極左のジャンリュック・メランション(Jean-Luc Melenchon)候補は9日、南部マルセイユ(Marseille)の屋外で大規模な選挙集会を開き、何万人もの支持者らが集まった。メランション氏の支持率が急上昇している様子が明らかになった格好で、選挙の行方はますます予測不能となっている。

 今月23日に投票が行われるこの選挙に関する世論調査で首位を争っているのが、39歳の中道候補のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)前経済相と、極右政党「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首。両氏に迫るメランション氏の追い上げで、展開の読めない選挙戦にまたも劇的な要素が加わった。

 メランション氏は、先に行われた候補らによる2度のテレビ討論会で強い存在感を見せつけた。最新の複数の世論調査によると、ルペン氏とマクロン氏に投票すると答えた人は若干減って23〜24%、メランション氏が18〜19%で3位に浮上。3氏を追うのが、右派・共和党のフランソワ・フィヨン(Francois Fillon)元首相だ。

 左派系ニュース週刊誌ロプス(L'Obs)は9日、「4候補が20%前後で並ぶ中、ジャンリュック・メランション氏の急浮上によりあらゆる予測は打ち砕かれ、候補らの間にも疑念が広がりつつある」と書いた。

 仏大統領選は2回投票制。今回の選挙では、投票に行かない、または誰に投票するか未定という有権者の数が過去に類を見ないほど多くなっており、アナリストらは今回の結果予想は特に難しいとみている。
【翻訳編集】AFPBB News