男子ゴルフ米国ツアーメジャー第1戦、第81回マスターズ・トーナメント最終日。優勝を飾り、グリーンジャケットに袖を通してトロフィーを手にするセルヒオ・ガルシア(2017年4月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)男子ゴルフ米国ツアーメジャー第1戦、第81回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2017)は9日、米ジョージア(Georgia)州オーガスタ(Augusta)のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で最終日が行われ、セルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)がジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)とのプレーオフ1ホール目でバーディーパットを沈め、自身初のメジャー制覇を飾った。

 通算9アンダーの首位タイで72ホールを終えたガルシアは、リオデジャネイロ五輪の覇者で2013年の全米オープン選手権(2013 US Open Championship)を制したローズとの死闘に終止符を打つと、感極まった様子をみせた。

「やれやれ、ここまで本当に長かった。メジャー大会の日曜日に感じたことのない落ち着きがあった」とコメントした37歳のガルシアは、自身のアイドルであり、マスターズ通算2勝を誇る故セベ・バレステロス(Seve Ballesteros)氏が存命していれば60歳となる誕生日にキャリア最大の勝利を手にした。全英オープン(The Open Championship)も3度制しているバレステロス氏は、2011年に脳腫瘍のため54歳で亡くなった。

「驚いている。彼の60歳の誕生日に成し遂げられるなんて、本当に驚きだ」と語ったガルシアは、最終組のパートナーで友人同士でもあるローズとともに、首位タイで迎えた最終ラウンドで手に汗握る戦いを繰り広げた。

 ローズは「一日中、セルヒオとの素晴らしいバトルになった」と振り返ると、「誰かに敗れなければならないとしたら、それはセルヒオだと思っていた。彼は誰よりも勝利にふさわしい。彼は同じくらい悔しさを味わってきた。自分は良く戦ったし、彼も素晴らしい巻き返しをみせた」と語った。

 ガルシアは5番まで3打リードしながら、11番で逆転を許して2打差をつけられた。それでも見事な挽回をみせて勝負をプレーオフに持ち込み、最後は15フィート(約4.5メートル)のバーディーパットを沈めて勝利を手にした。

 メジャー初優勝までに史上4番目に多い74大会を要し、ようやくグリーンジャケットに袖を通したガルシアは、「連続ボギーをたたいても、すごく前向きだった。それでも自信があったんだ。まだホールはたくさん残っていたから、ポジティブでいられた」と明かした。

 プレーオフに入り、ティーショットを右の松林に打ち込んでしまったローズは、打球をフェアウェーに戻すのがやっとでボギーをたたいた。これに対してガルシアはフェアウエーキープに成功すると、アプローチショットをカップまで15フィートの所に寄せた。そして、2パットでも勝利が決まる中、バーディーパットは縁を転がりながらカップに吸い込まれた。

 ガルシアは勝利に歓喜してしゃがみ込み、良き友人であるローズと抱き合った後、この瞬間に浸って喜びのガッツポーズをしながらグリーンを歩き回った。

 一度はオーガスタでの勝利をあきらめたこともあると話したガルシアだが、「ここまでの年月で、オーガスタのギブ・アンド・テークというものを受け入れることを学んだ。そのおかげで自分はここにいる」とコメントした。

 2011年大会を制した南アフリカのチャール・シュワルツェル(Charl Schwartzel)が通算6アンダーで3位に入り、16番でホールインワンを記録したマット・クーチャー(Matt Kuchar、米国)とマスターズ初出場のトーマス・ピーターズ(Thomas Pieters、ベルギー)が通算5アンダーで4位タイに続いた。

 イングランドのポール・ケーシー(Paul Casey)が通算4アンダーで6位に入り、米国のケビン・チャッペル(Kevin Chappell)と世界ランク2位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が通算3アンダーで7位タイで大会を終えた。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)はこの日5アンダーとスコアを伸ばし、通算1アンダーの11位タイで大会を終えている。
【翻訳編集】AFPBB News