爆弾攻撃を受けたエジプト・アレクサンドリアのコプト教の教会前で、十字架やシュロの葉を掲げる人々(2017年4月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】エジプトのアブデルファタハ・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)大統領は9日、キリスト教の一派コプト(Copt)教の教会2か所で連続爆弾攻撃が発生したことを受け、3か月間の非常事態宣言を出した。計44人が犠牲になったこれらの攻撃については、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。

 攻撃を受けたのは、北部ナイル川デルタ(Nile Delta)の都市タンタ(Tanta)とアレクサンドリア(Alexandria)にあるコプト教の教会。当局によると、タンタで27人、アレクサンドリアでは警察官少なくとも4人を含む17人が死亡した。

 シシ大統領は3か月間の非常事態宣言を発令。エジプトの非常事態法は警察に対して逮捕・監視権限の拡大を認めるもので、同国は2012年まで30年にわたってこの法の下に置かれていた。

 一方、ISはソーシャルメディアを通じて、エジプト人2人が自爆攻撃を行ったと犯行声明を出すとともに、さらなる攻撃を予告した。

 コプト教の教会は昨年12月にも爆弾攻撃を受けている。ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王はコプト教への支持を表明するため今月28〜29日に首都カイロ(Cairo)を訪問することになっており、攻撃はそれを数週間前に控えた時期に起きた。
【翻訳編集】AFPBB News