イギリスの広告代理店が、音声アシスタントの利用に関する調査レポートで、Appleの人工知能アシスタントSiriは、GoogleやAmazonなどと比べて遅れている、と評価しています。

音声アシスタントを使う理由は「便利・シンプル・早い・面白い」

広告代理店J. Walter ThompsonとMindshareが公開した、音声アシスタントに関する調査は、イギリスの18歳から65歳のスマートフォンユーザーとAmazon利用者を対象に、2017年1月から3月にかけて実施されています。
 
音声アシスタントの利用率は、全体平均で37%でした。利用率が高い属性は、男性(43%)、18〜34歳(50%)、世帯年収5万ポンド(約700万円)以上と、若く裕福な男性、という傾向がありました。
 

 
音声アシスタントを利用する理由は、「便利」(55%)、「シンプルに使える」(52%)、「文字入力するより早い」(49%)、「面白い」(45%)が上位に並びました。
 

 
音声アシスタントの用途のトップ5は「検索」(63%)、「面白い質問をする」(55%)、「音楽再生」(50%)、「天気予報」(46%)、「道案内」(42%)、「電話をかける」(40%)でした。

「Siriは遅れている」Appleのプライバシー重視が足かせに

調査結果レポートでは、Appleについて、2011年にSiriの提供を開始し、一般ユーザー向け人工知能アシスタントの分野で先駆者となったものの、ユーザーデータの保護やプライバシー重視の姿勢が足かせとなり、ユーザー情報による機械学習に制約があり、他社と比べ遅れが目立つ、とされています。
 
Appleは昨年、人工知能を用いた自動運転の研究開発を進めていることを明かし、優秀な研究者獲得のために研究成果の発表を許可したほか、今年1月には、GoogleやAmazonが結成した人工知能研究グループに加盟したと報じられており、今後の巻き返しに向けた取り組みに力を入れています。

 
Appleは、Apple WatchやAirPodsといったウェアラブルデバイスでSiriの活用を進めています。AirPodsは、イヤホンをダブルタップするだけでSiriを呼び出し、多くの機能を活用することができます。

 
 
Source:Speak Easy via 9to5Mac
(hato)