「ブルーハーツが聴こえる」舞台あいさつに登壇した豊川悦司、斎藤工、市原隼人ら/(C)TOTSU、Solid Feature、WONDERHEAD/DAIZ、SHAIKER、BBmedia、geek sight

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公開を迎えた映画「ブルーハーツが聴こえる」の連続舞台あいさつが、4月8日、9日に都内で行われた。

【写真を見る】撮影から約2年の間で「身長が15cmも伸びた」という内川蓮生に、優香はびっくり/(C)TOTSU、Solid Feature、WONDERHEAD/DAIZ、SHAIKER、BBmedia、geek sight

同作品は、THE BLUE HEARTSの楽曲「ハンマー(48億のブルース)」「人にやさしく」「ラブレター」「少年の詩」「情熱の薔薇」「1001のバイオリン」をテーマに製作されたオムニバス形式の6作品で構成。

■ 斎藤工がクリスマスに見たのは「排泄物の目線」

1回目の舞台あいさつには、「人にやさしく」から市原隼人、下山天監督、「ラブレター」から斎藤工、山本舞香、井口昇監督、「1001のバイオリン」からは豊川悦司、三浦貴大、李相日監督が登壇。

「人にやさしく」で実は人間ではないヒューマノイドを演じた市原は、「撮影では全体的にアクションシーンが多く、気が付いたら朝の10時でした。でも、もっと現場にいたかったです。僕はやりたくてこの職業に就いていますから。それが伝われば何よりです」と熱い思いを語った。

また、「ラブレター」でトイレの便器から高校時代へタイムスリップするというシーンを演じた斎藤は「クリスマスの夜に半日そのシーンの撮影をしていたんです。排泄物の気持ちになって、目線はこういうものなのかと感じていた」と撮影を振り返り、会場を笑わせた。

福島の震災を背景にヒューマンドラマを描いた「1001のバイオリン」で豊川の後輩役を演じた三浦は、福島での撮影について「避難区域の家を実際に借りていたんですけど、場所は物音ひとつしなかったんです。そういう空間に入った時に、場所から人の思いというものを感じました」と、豊川は「生き物のにおいがしないというのは人生初の体験でした。人間のにおいって存在してるんだなと感じました」と振り返った。

さらに、李監督から「立ち小便の話」と振られると、豊川は「劇中で私と三浦さんの立ち小便のシーンがあるんです。スタッフさんが偽のおしっこが入ったボトルを用意してくれていたんですが、うまくいかなかったんですよ。なので、実はあのシーンは僕たち二人、自前のおしっこなんです」と告白した。

■ 永瀬正敏「きっかけは泣き崩れた母」

2回目の舞台あいさつには「ハンマー(48億のブルース)」から尾野真千子、角田晃広、伊藤沙莉、飯塚健監督、「ジョウネツノバラ」から永瀬正敏、工藤伸一監督が登壇。

恋愛に悩むアラサー女子をポップに描いた「ハンマー(48億のブルース)」に出演した尾野は、「ハンマーの曲を歌っている時、マイクではなくハンマーを持っていたのに気付いてくれましたか? あのシーンは印象に残っているんですよ」と話す。

また、角田の「本読みの段階からすごくテンポが速くて、雰囲気も出来上がっていたので驚きました」というコメントに、尾野も「本当にすごくテンポが速かったです! ここに入っていくのかと思うぐらい」と同調。飯塚監督は「テンポを速くするような指示は特に出していないのですが、自然にピッチが上がっていったように思います」とチームが団結した様子を語った。

異色ラブストーリを描いた「ジョウネツノバラ」で脚本から参加した永瀬は、「物語のきっかけは、祖母が亡くなった時に普段から非常に気丈な母が火葬の瞬間に泣き崩れたんです。その時に永遠の愛ということを感じ、その思いを男女の愛に投影させました。最初はせりふがいっぱいあったんです。でも、工藤監督と内容を詰めていく中で、THE BLUE HEARTSさんの曲があればそれだけで十分だという結論に至ったんです」と、自身のことと絡めながらその思いを明かした。

■ 優香、約2年ぶりの“親子”再会に「びっくり」

そして、4月10日に行われた3回目の舞台あいさつには、「少年の詩」の優香、内川蓮生、清水崇監督が登壇した。

息子役の内川と久しぶりの再会となった優香は、「びっくりしました。イケメンだし天使の瞳で。母親になった気分です」と笑顔。内川は「撮影から本日までの2年の間で身長が15cmも伸びたんです」と驚かせた。

また、「まさかの母親役でびっくりしましたし、大好きなTHE BLUE HEARTSということでうれしかったです」という優香に対し、清水監督は「(前回一緒に仕事をした)10年前はこんなペラペラしゃべる子じゃなかったのに」と振り返り、「オファーをした当時は(優香は)独身だったので、それでいてシングルマザーの役をお願いしたので気を使いました」と告白。

演出についても「結婚前なのでどうやってお母さんになってもらうかに、やはり気を使いました。優香さんはすんなりと、とってもいい母親役を演じてくれました」と語った。

最後に優香が「ホラーの清水監督が描いたまた違うすてきな作品です」とPR。清水監督が「THE BLUE HEARTSの曲が好きでこの作品を作りました。いろいろ大変な思いもしましたが、ありがとうございますと全国の方々に伝えたいです。少し泣きそうです」と本作品への熱い思いを語り、舞台あいさつを締めくくった。