アルビレックス新潟、遠のく初勝利 失った「新潟スタイル」

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 8日、サッカーJ1リーグ第6節、アルビレックス新潟はサガン鳥栖と対戦し、0-3で敗れた。これで、通算成績は2分け4敗・勝ち点2、順位を1つ下げ17位となった。前節と布陣を変更し臨んだ新潟だったが、27分にPKで先制点を奪われ、後半にも2点を失い3失点、攻撃も好機を作りながらもゴールを割ることが出来ず今季初勝利はならなかった。

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■「新潟スタイル」はどこへ 『ゲームの入りは悪くなかった。』

 監督、そして複数の選手の試合後のコメントから聞かれたフレーズだった。

 27分、今季リーグ戦4度目となった前半での失点はディフェンスラインを崩され自陣ペナルティエリア内で対応が後手となり、ファウルを取られてのPK。2失点目はゴール前のこぼれ球をフリーで拾われ、ゴールマウスへ。ディフェンスがつきながらもドリブルを止められずネットを揺らされた3点目。今節の3失点により、総失点数はリーグワーストの12。かつての『堅守・新潟』のイメージは消え失せた。  ただ、低迷の原因は攻・守と、チーム全体のものとなっている。

 攻撃に関しても、前線へ単純にボールを送るシーンが目立つばかりで、昨年まで模索していた中盤で細かいパスをつなぎながらの崩しや、新潟サッカーの象徴として相手の脅威となり続けたショートカウンターを仕掛ける場面は皆無。今シーズン、これまで構築してきた『新潟スタイル』を全て手放してしまったかのような戦いぶりで、その結果が全試合で失点、勝ち星なしの18チーム中17位という惨状だ。

■苦境を乗り越えるために 監督、選手のコメントからは前を向く意思が伝わってくる。アウェーにも関わらずベストアメニティスタジアムに足を運んだ200人以上のサポーターをはじめ、声援を送り立て直しを期待する数多くの新潟県民がいる。

 それでも、ここまでの流れが簡単には好転しそうもないことも、多くの人が感じていることかもしれない。

 新潟が4敗目を喫したこの日の前日に行われた試合では、同じく未勝利だったサンフレッチェ広島がガンバ大阪を1対0で下し、今期初勝利を挙げた。これで、勝ち星無しは新潟と開幕6連敗中の大宮アルディージャの2チームのみ。

 今後、新潟は絶対に勝ち点を落とすことの出来ない昇格組のコンサドーレ札幌や、昨季共に残留を争ったヴァンフォーレ甲府、さらには浦和レッズやFC東京、川崎フロンターレといった上位チームとの対戦が続く。もはや序盤とはいえ、手探りのまま進んでいく時間は残されていないはずだ。  すぐにでも、何かを大きく変えなければばらないのかもしれない。全てが手遅れになる前に。