[4.9 キリンチャレンジ杯 日本女子3-0コスタリカ女子 熊本県陸]

 『キリンチャレンジカップ2017〜熊本地震復興支援マッチ がんばるばい熊本〜』が9日、熊本県民総合運動公園陸上競技場で開催され、日本女子代表(なでしこジャパン)はコスタリカ女子代表と対戦。FW横山久美の豪快な先制したなでしこは、FW田中美南とFW籾木結花が追加点を挙げ、3-0で完封勝利をおさめた。

 昨年5月にスタートした新生なでしこは、アメリカやスウェーデンで合宿を行い、今年の3月にはアルガルベ杯(ポルトガル)で新体制後初の国際大会に臨み、スペイン、アイスランド、ノルウェー、オランダを相手に2勝2敗の6位で大会を終えた。そして迎えたこの試合は、高倉麻子体制での国内初陣。対戦相手は最新FIFAランキング30位のコスタリカで、同6位のなでしことは初の対戦となる。

 高倉麻子監督は4-4-2のシステムを採用。GK池田咲紀子がゴールを守り、最終ラインには右からDF高木ひかり、DF熊谷紗希、初出場のDF市瀬菜々、DF宇津木瑠美が並び、ボランチにMF阪口夢穂とMF中里優。右にMF中島依美、左にMF長谷川唯が入り、2トップは横山と田中がコンビを組んだ。

 右サイドを中心にテンポの良いパスワークで主導権を握ったなでしこは、中島や田中がシュートを打ち込んでいくと、前半23分に先制点を挙げる。右サイドからカットインした高木のパスをPA手前右で横山が受け、ターンから細かいタッチで相手をかわして左足一閃。GKディニア・ディアスの手の届かないところに鋭いシュートが突き刺さり、なでしこがスコアを動かした。

 前半は終始押し気味に試合を進めたが、1-0で折り返したなでしこ。高倉監督は後半開始から、中島と中里を下げて籾木と初招集のMF隅田凛をピッチに送り込む。なでしこは後半、左サイドの長谷川が巧みなボールタッチで攻撃を組み立て、宇津木ら守備陣は鋭い出足で連動したプレスを掛け、コスタリカにチャンスを与えない。

 パスサッカーで相手を翻弄するなでしこは後半15分に決定機。ドリブルでボールを運んだ籾木からパスを受けた横山がPA右からシュートを放つも、DFのブロックに遭う。さらにこぼれ球を横山が拾い、フリーの長谷川につないだが右足シュートはクロスバー上に外れる。同23分には、横山のラストパスを田中がダイレクトで左足を振り抜くも、至近距離で相手GKに止められた。

 それでも後半29分に待望の追加点が生まれる。なでしこは途中出場のFW上野真実が左サイドを抜け出し、左足でクロスを供給すると、ニアに走り込んだ田中が左足で合わせ2-0。初招集の熊本出身・上野がアシストで結果を残した。さらに同37分、左サイドの長谷川の絶妙なグラウンダーのクロスを籾木が右足で流し込み、リードを広げた。試合はそのまま3-0で終了し、なでしこが国内初陣を白星で飾った。