【美容師が教える】バスタイム後のヘアケアだけで、美髪を目指す方法

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春になって乾燥も緩和されてきたはずなのに、髪のパサパサが解消されない……と感じている方。もしかしたら、毎日のヘアケアが間違っているのかもしれません。

忙しい日々の中で、バスタイム後の髪のドライもついつい雑になってしまいがち。ですがタオルドライからトリートメント、そしてドライヤーという一連の流れを正しく行うだけでも、毎日の髪のダメージを減らし、健康な髪へと近づけていくことができます。

今回は美容師の筆者が、正しいヘアケアとお勧めのケア商品をご紹介したいと思います。

 

■まずは髪を正しく乾かして、ダメージを防ぐ

(1)まずはタオルドライ。優しく丁寧に行うことで髪の荒れを防ぐ

タオルドライは優しく丁寧に行うのが基本。大きめのタオルで頭を軽く包み、指の腹で地肌をマッサージするようにしながらタオルドライしていきましょう。

その後、毛先に向かって優しく揉み込むように乾かしていきます。ゴシゴシ強くタオルドライは摩擦で髪を傷めてしまうのでNG。タオルでしっかり水分を吸い取ることで、ドライヤーの時間が大幅に短縮できます。

(2)洗い流さないトリートメントを髪に塗布し、1分間待つ

ドライヤーの前に、洗い流さないトリートメントをつけて1分ほど置きましょう。そうすることでトリートメントの油分が余分な水分を押し出してくれ、1分ほどの間に毛先から余分な水分が出てくるはずです。時短にもなりますし、トリートメントをつけることでドライヤーの熱によるダメージを予防してくれるので、ドライ前には必ずつけましょう。

(3)まずは根元から強風で。ドライヤーはできるだけ手早く

ドライヤーは手早く、髪に当ててる時間をなるべく少なくするのがポイントです。乾かす順番は、根元から。まず“強”で全体を軽く乾かしたのちに、風向きを後ろから前へ、つむじから始まる毛流れと同じ方向に当てます。

その後“弱”にして、毛先を乾かしていくと乾かしすぎを防げます。また、髪を痛まないようにと自然乾燥をする方もいらっしゃいますが、これも実はNG。濡れている髪はとてもデリケートで傷みやすい状態なので、なるべく早く乾かしてあげましょう。

■潤いを実感できる、筆者お勧めのケアアイテム

(1)ナプラ「ビジュロワ カラーラスターオイル」125g/2,400円(税別)

画像:小泉 順一朗

植物由来の琥珀から抽出したオイルなど天然成分を配合した洗い流さないオイルです。ベトつかず伸びがよく、毛先まで潤いを実感できます。

(2)ディーセス「エルジューダ エマルジョン」120g/2,600円(税別)

画像:小泉 順一朗

特に髪が細い方や水分保持力の弱い細い髪の方にお勧めで、継続して使うことでしなやかな髪を実感できるはずです。また香りがよく、香りでリピートする方も多いアイテムです。太い髪の方には、同じシリーズの“エルジューダ エマルジョン+/120g/2,600円(税別)”がお勧めです。

(3)リオット「リッチオイルクリーム」100g/1,500円(税別)

画像:小泉 順一朗

髪だけでなく肌にも使えるトリートメントで、つけたあとには手に塗り込めばハンドクリームとしても使えます。ローズムスク、バニララベンダー、ジャスミンアップル、ベリーピオニーの4種類から好きな香りをチョイスできるのも嬉しいところ。お気に入りの香りを探してみてください。

いかがでしたか? いつものヘアケアを正しく行うだけで、髪は生命力を取り戻していきます。お気に入りのアイテムも見つけて、自分をいたわる時間として楽しんケアしてくださいね。

【画像】

※ puhhha / Shutterstock

※ 小泉 順一朗

【参考】

※ ナプラ「ビジュロワ カラーラスターオイル」

※ ディーセス「エルジューダ エマルジョン」

※ リオット「リッチオイルクリーム」

【筆者略歴】

小泉 順一朗

美髪をテーマにお客様が本当の笑顔になるようにカウンセリングからお店作りをしている。普段のスタイリング等をラインなどでアフターフォローもしている。また、働く女性を支援し雇用面でも積極的にママさんを雇用している。