近い将来、関東地方では表層の地盤によって、木造住宅に大きな影響を与える地震の揺れが、これまでの想定の1.5倍以上に強まる可能性のある地域が5000カ所あまりに上ることが、明らかになった。NHKニュースが報じた。

 国の研究機関の分析によると、東京・台東区の住宅街では、これまでの2.7倍と都内で最も大きくなった。また千葉県香取市では場所によって3倍以上となり、震度6弱の揺れが震度6強に強まるおそれがあるという。専門家は「揺れが大きくなる地域では、従来の被害想定を見直す必要がある」と話している。

関東の表層地盤 5000か所余で想定の1.5倍以上の揺れ(NHKニュース)