プロ初勝利を挙げた山内日菜子 今後の飛躍に期待が膨らむ(撮影:鈴木祥)

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<Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament 最終日◇9日◇琵琶湖カントリー倶楽部(6,361ヤード・パー72)>
「まだ信じられないです」。無我夢中で掴み取った初優勝だった。
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ステップ・アップ・ツアー第2戦「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」の最終日。新設された今大会の初代王者となったのは、2打差3位タイから出たルーキー、山内日菜子だった。
出だしの1番を3パットでボギーを叩くも「我慢強くしていれば良いことがある」と、持ち前の粘り強さを発揮。「ここからだ」と気合を入れ直し、前半5番・後半12番でバーディを奪取。15番のグリーン上で、この日初めてリーダーボードに目を向けた。「トップと差がないと思ってスイッチが入った」とバーディーを沈めて見せ、2位に1打差をつけて最終18番のティグラウンドに立った。
しかし、プロ初優勝がかかる大一番。「緊張して上手くいかなかった」と、2打目がグリーン手前のガードバンカーに。バンカーショットもグリーンに届かずカラーからの6メートルが残った。その時点でも「頭が回っていなくて、ラインもまともに読めなかった」と緊張状態だったが、「ショートだけはしない。しっかり打てば何かあるかもしれない。ちゃんと届かせよう」。その言葉通り、しっかりと放った打球は見事にカップイン。勝利を決定付ける、執念が込められた1打だった。
昨年プロテストに合格した山内。「今までゴルフをしてきて、アマチュアの時も、プロになってからも2位とか3位はあったけど優勝ができてなくて、勝てば何か変わると思っていた。最後のパットは自分を信じて打てたし、今はまだ実感はないけど、すごく自信になりました」。
LPGAは現在、ステップ・アップ・ツアーを世界ランキング対象とすべく、すでに管轄する組織に申請済み。認可され次第、今季途中からでも世界ランク対象ツアーとして稼働させていく。
「今年の目標だった1勝が早めに叶ったので、2勝、3勝とできるように頑張りたい。将来は、いつか全米女子オープンとか、海外メジャーに出てみたいです」。
いつか世界で大輪の花を咲かせて欲しい、という願いから“ハナサカ”と名付けられた今大会。まずはこの地で満開の笑顔を咲かせた山内、希望溢れる未来への第一歩を踏み出した。

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