2得点を記録した湘南ベルマーレMF菊地俊介

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[4.9 J2第7節 東京V2-3湘南 駒沢]

 前節、讃岐相手に今季初黒星を喫し、東京V戦でも相手に先制を許す苦しい展開となった。しかし、嫌な流れを湘南ベルマーレのMF菊地俊介が断ち切った。

 前半21分、右サイドからMF神谷優太が中央に運ぶと、前線へと駆け上がった菊地がボールを呼び込む。「ボールを受けて前を向いて、最初左に行こうとした」。しかし、「右足のコースが見えた」と瞬時の判断で右足のシュートを選択すると、「下も濡れていたし、速いボールを狙ったところに蹴れた」とボールは鮮やかにネットを揺らして同点ゴールが生まれた。

 さらに前半33分にFWジネイの得点で逆転に成功して迎えた後半9分に、再び菊地がゴールを陥れる。「セットプレーの練習を今週もやっていたし、神谷も良いボールを蹴れる」と神谷が蹴り出したCKに反応すると、ヘディングで合わせてネットに突き刺し、貴重な追加点を記録した。「どこに当たったか、ちょっと分からなかった」と苦笑しつつも、「入って良かった」と2得点に白い歯を見せた。

 今月1日にはキャプテンを務めるFW高山薫が右膝前十字靱帯損傷と診断され、全治8か月と長期離脱することが発表された。そして、翌2日に行われたJ2第6節讃岐戦では0-3の完封負けで今季初黒星を喫した。嫌な流れとなったものの、チームは一週間で立ち直った。

「今週一週間は、自分たちの良さをもう一度見つめ直して、たくさん練習してきた。それが多く出た試合だったと思う」。そして、キャプテンが不在だからこそ、副キャプテンの菊地は「薫くんがいない中で、自分が周囲に声を掛けるというのはすごく意識している」とチームの先頭に立つ覚悟を決めている。その中でつかんだ勝ち点3に、「結果的に自分が点を取れたはうれしいけど、チームとしての結果が出たのが一番うれしい」と充実した表情を浮かべた。

(取材・文 折戸岳彦)
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