いわきFCがJ3で首位と好調の福島ユナイテッドFCを下して天皇杯本戦出場を決めた

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[4.9 福島県サッカー選手権決勝 福島 0-2 いわきFC とうスタ]

 第22回福島県サッカー選手権兼天皇杯全日本サッカー選手権福島県代表決定戦の決勝が9日に行われ、いわきFCがJ3の福島ユナイテッドFCを2-0で下して、初の天皇杯本戦出場を決めた。福島の連続出場は9大会で止まった。4月22日に行う天皇杯1回戦では、北海道代表のノルブリッツ北海道FCと対戦する。

 両チームは昨年の同大会決勝でも対戦。結果は延長戦の末に福島が2-1で勝利した。新たな福島のライバル対決。現在J3で首位を走る福島は、2日の長野戦から先発1人を変えたのみのベストメンバーで試合に臨んだ。

 一方の今季より県リーグ1部に昇格するいわきFCも、GK坂田大樹(←流通経済大)、DF五十嵐陸(←帝京高)、MF平澤俊輔(←早稲田大)、MF金大生(←駒澤大)のルーキー4人が先発メンバーに名を連ねたが、こちらも現状のベストメンバーで大一番に挑んだ。

 試合序盤は福島がボールを支配して進めるが、前半11分のFWアレックスのシュートを坂田がセーブするなど、いわきFCも集中した守りでゴールを許さない。すると前半17分だった。いわきFCはカウンターからチャンスを作ると、左からFW平岡将豪がクロス。中央のFW吉田知樹に渡ると、ワントラップから左足でゴールネットを揺らし、スコアを動かした。

 ただリードを許したあとも福島はアレックスを中心にいわきゴールに迫る。しかし前半28分のFW田村翔太のクロスからアレックスが放ったシュートが、枠右に外れるなど、チャンスを生かすことが出来ない。試合は1-0といわきFCリードで後半に折り返した。

 後半に入ると、今度はいわきFCがボールを持つ展開になる。フィジカルスタンダードを変えるというコンセプトのもとで強化を進めるいわきFCの選手たちはJ3の選手たちを圧倒。敵陣で試合を進めると、後半18分にはDF古山瑛翔の蹴ったFKを平岡が押し込み、リードを2点に広げた。

 いわきFCはその後もペースを緩めない。途中交代で入ったMF片山紳が再三、サイドを駆け上がって福島にプレッシャーをかけ続けると、後半36分にはCKを頭で合わせるシュートも見せる。惜しくもGKに阻まれダメ押し点とはならなかったが、後半はいわきFCがJ3首位の福島を終始圧倒。“ジャイアントキリング”を成し遂げ、初の天皇杯本戦に駒を進めた。

(取材・文 児玉幸洋)
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