男子テニス、国別対抗戦デビスカップ、ワールドグループ準々決勝。オーストラリア対米国。準決勝進出を決め、レイトン・ヒューイット監督(上)を抱え上げて喜ぶオーストラリアのニック・キリオス(2017年4月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】男子テニス、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2017)は9日、ワールドグループ準々決勝が行われ、オーストラリアは第4試合でニック・キリオス(Nick Kyrgios)が米国のサム・クエリー(Sam Querrey)に7-6(7-4)、6-3、6-4で勝利を飾り、通算戦績3勝1敗として4強入りを決めた。

 オーストラリアは初日にキリオスとジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson)が連勝していたものの、米国が2日目のダブルスで星を一つ戻していた。

 それでも今週絶好調のキリオスはクエリーを圧倒し、2時間5分で片を付けた。

 キリオスのコート上での振る舞いに疲れ切っていたファンを説き伏せるためにも、この勝利は大きな役割を果たすことになるとみられる。

 パット・ラフター・アリーナ(Pat Rafter Arena)を埋め尽くした満員の観客は、その過去を忘れてキリオスの名前を叫び、その中でキリオスはレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)監督を担ぎ上げて歓喜した。

 問題児のキリオスはその振る舞いから同胞の選手や批評家、ファンからも批判を多く受けていたが、この2試合では礼儀正しさと献身さの手本を示した。

 ヒューイット監督からチームリーダーを頼まれたと明かしたキリオスは、その挑戦を喜んで受け入れたとコメント。かつて、一度はテニスを楽しんではいないと打ち明けていたものの、現在は状況が好転し、考え方が結果にも反映されていると語った。

「より良いプレーをしているし、より幸せな状況にいる。テニスが嫌だと思いながらホテルに帰ったり、ただ日々をやり過ごしたりするようなことはしていない。日々良くなっていこうという努力している。そこがかなり大きな違いだ」

 デッドラバーとなった第5試合では、米国のジョン・イズナー(John Isner)が7-6(7-5)、6-3でサム・グロス(Sam Groth)に勝利している。

 オーストラリアは9月に行われる準決勝で、もう1試合の準々決勝で対戦中のベルギーとイタリアの勝者と相まみえる。ベルギーとの対戦の場合は敵地で、イタリアとの対戦の場合は本国での対戦が予定されている。
【翻訳編集】AFPBB News