ドル・円為替、4月9日今週の米主要イベントは

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 先週末の米フロリダ州で開かれた米中首脳会談では、具体的に何が話し合われたのか。アメリカと中国はどのようなことを決定したのか。それを一番気にしているのは北朝鮮だろうが、市場も今後の世界の行方について固唾を飲んで見守っている状態だ。シリアではこれ以上の戦闘は続くのだろうか。ロシアはアメリカにどのような対抗策を講じてくるのか。そして肝心の北朝鮮に対してはどのような手段を用いるのか。貿易関係の問題以上に、地政学的リスクの懸念ばかりが高まっているといえる。

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 そんな中で、アメリカで行われる今週の経済指標の発表やイベントを見てみよう。(すべて日本時間)

 10日 23:00 3月労働市場情勢指数(LMCI) 11日 5:00 イエレンFRB議長講演、2月JOLT求人件数発表 12日 2:45 カシュカリ・ミネアポリス連銀講演、 12日 21:30 3月輸入物価指数発表、カプラン・ダラス連銀総裁の講演 13日 21:30 3月卸売物価指数(PPI)、前週分の新規失業保険申請件数、 13日 23:00 4月消費者態度指数 14日 21:30 3月消費者物価指数(CPI)、3月小売売上高

 この中でやはり注目すべきはイエレンFRB議長のコメントだろう。週末の3月CPIや3月小売売上高の結果とあわせて見ていくと、年内の利上げについてイメージが湧いてくることになる。

 さらに気になる世界情勢だが、ティラーソン米国務長官が10日、11日とG7外相会合でイタリアを訪れ、そのままモスクワへ向いロシアのセルゲイラブロフ外相と様々な問題についての協議を行う予定だ。アメリカのシリア攻撃に対しては、ロシアも強硬な姿勢を見せている。はたして急速に緊張感が増した米露関係は修復され、着地点を見つけることができるのだろうか。

 先週は連日に渡って続くサプライズに翻弄された市場だったが、今週も予断を許さない状況であることに変わりはないだろう。