原作者・中澤日菜子(左)とイケメン先生・山下役で出演する橋本淳(右)

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NHK BS プレミアムで放送中のドラマ「PTAグランパ!」(毎週日曜夜10.00-10.50)。大手電機メーカーを定年退職した勤(松平健)がひょんなことから孫が通う小学校のPTA副会長となり、奮闘する。

【写真を見る】4月9日放送の第2回では、慣れないコピーに戸惑う勤(松平健・写真左)を山下(橋本・写真右)がサポート/(C)NHK

そんなドラマの原作者・中澤日菜子とイケメン先生・山下役で出演する橋本淳に、ドラマの見どころなどを聞いた。

――ドラマ化が決まったと知った時、どんなお気持ちでしたか?

中澤: このストーリーは、割と自分でも状況を思い浮かべながら書いていました。読者の方からも「情景を想像しやすく、3次元で見てみたい」という声をいただいていたので、うれしかったです。落ち着くところに落ち着いたなみたいな感じです。それから、「よしっ! これで本が売れるぞ!」みたいな下世話な喜びが押し寄せました(笑)。

――なぜ、この本を書こうと思われたんですか?

中澤:私自身、子供が2人いて、必ずついて回るのがPTAです。渦中にいると大変ですが、一歩引いた作家の目で見ると楽しいんじゃないか、それこそ価値観のるつぼだなと思いました。

専業主婦しか知らない人もいれば、バリバリのキャリアウーマンもいて…。いろいろな人が、PTAという場に集まってくるのが面白いなと思いました。物語自体はフィクションですが、私の経験したことも参考にしているんです。実際に役員会に出てみて、カルチャーショックを受けたことなども盛り込みました。

――橋本さんは台本を読んで、実際に先生演じてどうですか?

橋本:僕は今30歳ですが、僕が小学生だった20年前と雰囲気が全然違うなという印象を受けました。先生が行う業務も増えているし、親と先生の距離感の違いにカルチャーショックを受けました。

台本上だけなのかなと思いいろいろ調べてみたら、現実もそうで驚きました。コメディー要素も多いのですが、割と社会派な部分もあるので読み物としても面白いと思います。

――先生役は今回が初めてですか? 役作りのために何か準備をされましたか?

橋本:先生役は初めてです。先生という中立な立場を保つことは難しいです(苦笑)。撮影現場には年上の女性の方も多いので、そこから学んだりすることも多いです。それから、先生をやっている友人に話を聞いたりしています。割とがっちり役を作るというよりは、余白を残しながら作っています。

――演じられる山下先生というのは、どういうキャラクターですか?

橋本:先生になって3年目で、PTAを担当するのは初めての設定です。熱い部分も持っていますが、お母さんたちにツッコまれたらよどむようなディフェンシブな部分もあると思います。割と繊細な心を持っているんです。

――中澤先生は撮影の現場に行かれたんですか?

中澤:はい、1回だけ行きました。実は第4回で和菓子屋を訪れる客として、出演させてもらったんです。松平健さん、村岡希美さん、安達祐実さんとご一緒しました。3月の初旬の撮影だったので、寒かったです。

――松平さんとは初共演ですが、いかがですか?

橋本:撮影の時はいつも4時くらいに起きるのですが、ちょうどテレビ朝日で「暴れん坊将軍III」の再放送がやっているんです。テレビで殿を見てから、現場で実物の殿にお会いする感じです(笑)。松平さんは時代劇のイメージがあり怖そうだなと思ったのですが、本当にフレンドリーな方で。いろいろ話し掛けてくださるんです。控え室が一つしかないので、皆さんと一緒にお弁当を食べたりしています。女性が多い現場で、男性3人で小動物のように集まって食べています(笑)。

――それでは、最後に番組の見どころをお願いします。

中澤:笑って共感できて日曜の夜にぴったりなコミカルな作品ですが、いろいろな問題を抱えているんです。定年退職した方や専業主婦の方…あらゆる立場の方に見ていただける器の大きい作品になっていると思います。大きな作品ですが肩の力は抜けているので、友達の話を聞くくらいの軽い気持ちで見ていただけるとうれしいです。

橋本:3月25日に文庫本が発売になったのですが、原作も一緒に読まれると面白いですね。この小説のドラマ化はいい部分でテンポ感があり、誰もが共感して笑える部分があり、いろいろな人に楽しんでいただけるドラマになっていると思います。ぜひ、小説も読んでください!