宮川大輔
 - 写真:高野広美

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 劇場版名探偵コナンシリーズ第21弾『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』のスペシャルゲストとして、アニメ声優に初挑戦した宮川大輔、吉岡里帆の二人。テレビでの露出も多く、普段から自分の声を耳にすることの多いはずの二人だが、実は声優として初めて聞く自分の声がショックだったことを打ち明けた。

 「久々に自分の声ってこんななんやと頭を抱えました」というのは宮川。劇中では事件の鍵を握る怪しげなかるた名人、関根を演じている。「子供の頃、古いですけど、僕らの世代はラジカセで録ったものを聞いて、“自分の声ってこんなんなんや”って、衝撃を受けた。もちろん、自分が出ているテレビで自分の声は聞いていたりするんですけど、今回、録音したものをあらためて聞いてみると、『なんや、この鼻の詰まったような甘えた声は! 腹の立つ! ちゃんと喋ろう』と反省しました(笑)」。

 実は宮川、2年前に歯を入れなおしたそうで、「それまで何十年もやってきた口の周りですから、たかが2年ではもとのような状態にはならないんです、いまだに口笛は吹けません」とぽろり。これには共演の吉岡も「えっ、本当ですか」と本気でびっくりした顔で反応する。

 一方コナン世代の吉岡は、初めて自分の声を聞いたのは「ラジカセ」ではなく「ホームビデオ」だったとのこと。今作では和葉の所属するかるた部の部長、未来子役に抜てきされている吉岡。「初めてディズニーランドに行った時の声があまりに高くて……。こんな声で人様と話していたのかと恥ずかしくなりました」。彼女は「変な声」とクラスの男の子から、からかわれることもあり、子供の頃は声がコンプレックスだったそう。

 そんな二人が今回、しみじみ感じたのはやはり「声優のすごさ」。「普段、自分が芝居をしているときはどんな声でも自分に見えるのに、アニメではちょっと高かったり、低かったりすると急に別人になってしまう。一定の声をキープし続けなければならない難しさがありました」と吉岡。宮川も「一瞬なら、僕だって、声を作ることもできる。でも、声優さんはそれをやり続けられるからすごい」と賛同。

 さらに吉岡は「少年探偵団さんの声って、わたしの子供の頃から何十年もずっと変わっていない。本当に感動しました」と興奮気味に付け加える。「ベテランの方が小学生の声をされたり、高校生の役をされていたりする。やっぱり、声色を操っている人ってすごいなあと思います」。

 ゲスト声優ながら、キーパーソン的キャラクターを任された二人は今回、どんな声でどんなキャラクターを作り上げたのか。東の工藤、西の服部の推理対決が大きな見どころではあるが、宮川VS吉岡の初声優対決も聞き逃せない。(取材・文:高山亜紀)

『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』は4月15日より全国公開