人気ヒップホップミュージシャンで、音楽配信サービスTidalのオーナーであるJay Zのアルバムが、Apple Musicから削除されている、と米メディアMacRumorsが報じています。

Jay Zのアルバムが消えた!

アメリカなどのApple Musicから、Jay Zのソロアルバムが全て消えており、カニエ・ウエストやリンキンパーク、R.ケリーやリアーナとのコラボレーションアルバムだけが残っている、とMacRumorsが伝えています。
 
Jay Zは音楽配信サービスTidalのオーナーであり、Apple Musicはビジネス上のライバルにあたります。なお、Tidalの株主であるカニエ・ウエストのアルバムは現在も配信されています。
 

Apple Musicでの検索結果。Jay Zソロ名義の作品はほぼ消えている。


 
本稿執筆時点で、日本のApple Musicを確認したところ、Jay Z名義のアルバムはごくわずかに残るのみでした。一方、iTunes Storeでは依然として多くのアルバムの販売が継続されています。
 

iTunesでの検索結果。多くのJay Z作品が販売されている。

Spotifyからも削除!Spotify公式「アーティストの求めによる」

Jay ZのアルバムはSpotifyからも削除されており、Spotifyは公式Twitterで「Jay Zのいくつかの作品は、アーティストの求めにより削除された」ことを認めていますが、それ以上の詳細は伝えられていません。
 


 
なお、Google Play Musicなど比較的小規模な音楽配信サービスでは作品が継続して配信されていることが確認されています。

1月にはソフトバンク傘下のSprintがTidal株の3分の1を取得

Tidalは、日本ではサービスが提供されていませんが、Apple Musicと同じ月額9.99ドルでサービスを提供しており、人気アーティストの独占配信作品を強みとしています。
 
Tidalは、有料会員数を約300万人と公開しており、Apple Musicの2,000万人超、最大手Spotifyの5,000万人超と比べて小規模です。Tidalについては、有料会員数の伸び悩みによる経営難の噂があり、一時期はAppleによる買収も噂されていました。
 
今年1月、ソフトバンク傘下で米大手携帯キャリアのSprintがTidal株の33%を取得し、Sprintは契約者にオリジナル作品の配信などのサービスを提供しています。今回のApple MusicとSpotifyからの作品削除の動きに、大株主であるSprintが関係しているかは不明です。

 
 
Source:MacRumors
(hato)