2戦連続ゴールを決めたMF中坂勇哉

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[4.8 J1第6節 大宮0-2神戸 NACK]

 気鋭のアタッカーが結果で応えた。前節の浦和戦(1-3)、途中出場でゴールを決めた19歳のヴィッセル神戸MF中坂勇哉が今季初先発。「調子が良かったり、結果を残したりしたら使ってくれる監督。結果にこだわろうと思った」。そう意気込んでピッチに立つと、ネルシーニョ監督の抜擢に応える2試合連続ゴールを決めた。

 0-0で迎えた前半37分、DF奥井諒のバックパスをFW渡邉千真がカット。渡邉がそのまま仕掛けてPA内左からマイナスに戻すと、エリア内に進入した中坂が落ち着いて左足で押し込み、ネットを揺らした。攻勢に出ようとしていた大宮の出端を挫く貴重な先制点。殊勲の19歳は「ゴールやアシストは大事だけど、チームが勝ったことが一番」と自らの結果よりも勝利を喜んだ。

 反骨心を力に変えた。悲願の初タイトルを目指すクラブは今季、大型補強を敢行。「今シーズンに入って補強で層も厚くなったし、自分が出られるチャンスも少なくなると思っていた」。練習の紅白戦でもメンバーに入れず、「ピッチの端で練習して終わりという日もあった」。それでも気持ちを切らさずに練習からアピールを続けた。

 指揮官は試合後の会見で「とてもいいパフォーマンスだったと満足している」と若きアタッカーの活躍を称えた。「キープ力、フィニッシュもラストパスもできる技術の高い選手なので、うまく機能すると思って使った。チームの戦術を理解した中で、期待しているものをもたらしてくれた」。

 チームは前節で今季初黒星を喫したが、2-0の完封勝利で切り替え、勝ち点を15に伸ばして首位をキープ。神戸の下部組織出身、プロ2年目の背番号31は「攻撃で違いを見せること、リズムをつくることを意識している」と今後もアピールを続け、進撃を続けるチームに勝利をもたらしていく。

(取材・文 佐藤亜希子)
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