【警告】札幌=都倉(53分) FC東京=田邉(20分)、林(33分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】宮澤裕樹(札幌)

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[J1リーグ6節]札幌 2-1 FC東京/4月8日(土)/札幌ド
【札幌2-1FC東京 PHOTO】エース都倉の逆転弾を守り切った札幌がFC東京に勝利!
 
【チーム採点・寸評】
札幌 6.5
ホームの大声援を背に受けて、強豪を相手に見事なパフォーマンスを披露。嬉しい今季2勝目を挙げた。激しい寄せと統制の取れた守備で1失点に抑えると、都倉とジュリーニョをターゲットにした攻撃で幾度もFC東京のゴールを脅かした。
 
【札幌|採点・寸評】
GK
25 ク・ソンユン 6.5
8分の失点シーンは致し方なし。それ以外のシーンでは高いセービング力を存分に発揮して、ゴールに鍵を掛け続ける。キック精度もまずまずだった。
 
DF
20 キム・ミンテ 6
相変わらずの危なっかしさはあったものの、最後まで集中力を切らさずに攻撃を撥ね返し続ける。寄せの早さとボールを刈り取る技術は素晴らしい。
 
2 横山知伸 6.5
最終ラインの要として、堅固な防波堤を築くことに成功。阿部やP・ウタカを相手にしても決して怯むことなく、クリーンに堂々とFC東京を抑え込んだ。
 
24 福森晃斗 6.5
守備の安定感もさることながら、強力な武器である左足のキックで貢献。29分に都倉にドンピシャで合わせて決定機を演出すると、42分にはCKからジュリーニョのゴールをアシスト。
 
MF
26 早坂良太 6.5
気の利いたポジショニングと確かなテクニックでボールの収めどころとして機能。27分には華麗なルーレットでDFふたりの間を抜いてスタジアムを大い沸かせた。
 
27 荒野拓馬 6.5
ピッチを所狭しと走り回って、「ふたりいるのでは?」と錯覚するほどに様々な箇所に顔を出す。ゴールはなかったが、最終盤には強烈なシュートを放つなど存在感はあった。
 
10 宮澤裕樹 7
Man of The Match
アンカーの位置にどっしりと構えて、仲間たちに安心感をもたらす。守備では的確な読みでボールを奪い切り、攻撃では舵取り役として左右だけでなく縦パスも通す。まさに“心臓”だった。
 
6 兵藤慎剛 6.5(69分OUT)
チーム2点目をアシスト。シュートを打ってもおかしくない場面で状況を冷静に判断して、都倉の足もとにピタリとボールを当てた。熟練者のなせる技だ。
 
3 田中雄大 6
左サイドをスプリントする姿が印象的。決して手を緩めることなく、対面した相手に対してのディフェンスもさることながら、スペースを埋める動きも秀逸だった。
FW
9 都倉 賢 7(84分OUT)
FC東京のCBコンビ(森重、丸山)を高さと強さで制圧。最前線でボールを収めて味方の押し上げを助けた。また、巧みなポジショニングから決勝点を奪う。もうひとりのMOMだ。
 
7 ジュリーニョ 7(75分OUT)
サイドに流れてボールを受けると、ドリブルで突っ掛けて相手守備陣を手玉に取る。同点弾となったヘディングは高さ、そしてシュートの強さともに申し分なく、主役のひとりだった。
 
交代出場
16 前 寛之 6(69分IN)
兵藤に代わって投入されると、オープンになった難しい展開を見事に乗り切る。派手なプレーはなかったが、位置取りなどは素晴らしかった。
 
38 菅 大輝 6(75分IN)
歓声が上がるドリブルを数度。ただ、キレイにストップされるシーンも。得点チャンスはゼロではなかっただけに悔しい想いのほうが強いか。
 
4 河合竜二 ―(84分IN)
足を攣った都倉と交代。クローザーとしての自身の役割をしっかりと理解し、FC東京の捨て身の猛攻を凌ぎ切ってみせた。
 
監督
四方田修平 6.5
ゲームプランを着実に遂行。相手の持ち味を消し、自分たちの武器を最大限に発揮する試合運びをみせて、ホームで嬉しい今季2勝目を手繰り寄せた。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【FC東京|採点・寸評】
FC東京 5
前半の見せ場は8分に先制点を奪った場面のみ。後半は徐々に連動性を発揮したものの、崩しのアイデアが物足りないか。守備面では札幌の高さに屈してしまった。どちらかと言えば、攻守ともにチグハグさが目に付いたゲームだった。
 
GK
33 林 彰洋 6.5
2失点ともにほぼノーチャンスで、敗戦にも彼を責めることはできない。「6」ではもったいない出来。むしろ、26分や29分、48分など決定機を止め続けたパフォーマンスを褒めるべき。
 
DF
2 室屋 成 5
時間の経過とともにトーンダウン。攻めるしかなくなった状況でサイドハーフに回って良さを再び発揮したが……。ジュリーニョを抑え切れなかった1失点目が悔やまれる。
 
3 森重真人 5.5
守備網の決壊を食い止めようと、最終ラインから必死にチームを引き締めた。個のパフォーマンスは決して悪くなかったが、2失点での敗戦を加味して0.5を減点した。
 
5 丸山祐市 5
都倉の高さと強さ、ジュリーニョの巧みさに屈しては採点を下げざるを得ない。待つか、寄せるかの判断が少し遅かったか。不安定さのほうが悪目立ちしてしまった。
 
6 太田宏介 5.5
何度も左サイドを駆け上がったものの、左足のクロスがチャンスを生んだのは数えるほど。守備時に対応の軽さもあって、及第点を与えられず。
 
MF
27 田邉草民 5(HT OUT)
ボランチで先発するも、鋭い出足を見せる札幌の前に窮屈なプレーを強いられた。大きなアピールポイントはなく、前半45分を戦って交代に。
 
37 橋本拳人 5.5
中盤の底でボールに絡み、左右に散らして攻撃のリズムを作ろうと苦心。ただし、思ったような効果をもたらせず。フィルターとしても、出来は今ひとつか。
 
38 東 慶悟 6(66分OUT)
先制点を落ち着いて決めたことで及第点に。それでも、交代するまでの全体的なプレーぶりは、本人も納得できない面が多いはず。次に期待したい。
 
23 中島翔哉 6(55分OUT)
先制点の場面では、相手DFと駆け引きしながらスペースに抜群のタイミングで入り込む。普段のように積極的な仕掛けも見せたが、気負いからか“らしくない”ボールロストもあった。
13 大久保嘉人 5
時には最終ライン前まで降り、ストライカーではなく司令塔の側面が強いプレーぶり。ただ、先制点のシーン以外は周囲と噛み合っていたと言い難く、ストレスを溜めた。

FW
44 阿部拓馬 5.5
トップに入って献身性を発揮。チェイシングを惜しまず、攻撃では何度も動き直してボールを呼び込んだ。セカンドDFやパサーと息がなかなか合わなかったのが惜しまれる。
  
交代出場
10 梶山陽平 5.5(HT IN)
田邉に代わって、後半の頭から出場。ダイナミズムを注入してチーム全体を活性化してはいたものの、あと一歩が足りなかったか。
 
9 ピーター・ウタカ 5.5(55分 IN)
中島との交代でピッチに登場。ゴールを期待されての投入だったが、そこまでの怖さを札幌守備陣に感じさせることなく、最後までネットを揺らすこともなかった。

22 徳永悠平 6(66分 IN)
決してプレータイムは長くなかったが、しっかりと自サイドを封殺したのは評価できる。オープンな展開になってからも、決して冷静さを失わずにプレーし続けた。

監督
篠田善之 5
札幌の堅守を崩し切る策を選手たちに授けられず、相手のストロングポイントである高さも抑えられなかった。積極的に交代カードを切ったが、勝点には届かなかった。
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。