大谷秀和は中学時代から柏一筋でプレー

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[4.8 J1第6節 柏0-2清水 柏]

 05年と09年に味わった2度のJ2降格、そして11年に達成したJ1制覇――。現在のチームでそのすべてを知る唯一の選手・大谷秀和が、柏レイソルの下部組織出身として初のJ1通算300試合出場を達成した。03年の開幕戦となったFC東京戦、背番号23を背負ったルーキーが先発でJデビューを果たしてから14年が経った。

 ホームで迎えた節目の清水戦は、残念ながら0-2での敗戦となった。これでホームでのリーグ戦は3戦全敗に。試合後、300試合目の感想を問われた大谷は「別にないっすよ。周りの人はすごく言ってくれるんですけど」と言葉は少ない。それでも、08年からキャプテンマークを巻く“柏の象徴”は、感謝を口にした。

「このチームで300試合出れたことは、かかわってきた監督やスタッフ、チームメイト、サポーターのおかげなので、そういった人たちには感謝していますけど、ひとつひとつの積み重ねなので。ここを目指してサッカーをやってきたわけではないですし」。それ以上でもそれ以下でもない。いつものように理路整然と言葉を重ねる。

「前半とかボールを持っていますけど、サイドの深い位置には自分たちの形でいってないので、その辺は課題」「後半失点した後は急ぎすぎていた。前半ほど距離感がよくなくなってしまった。追いつくには十分時間もあったので、もう少し厚みを持って戦えればよかった」。キャプテンは反省を続けた。

 1点を追いかける後半32分には、FW伊東純也が右サイドで仕掛けて中央に折り返したボールが、ゴール前に飛び出していた大谷が合わせる。しかし、決定機を活かすことはできなかった。「ああいうところは決めないといけない。決めるチャンスがあっただけに、決めるところ決めるか、耐えるところ耐えるというところで、自分たちのほうが足りなかった」。16本のシュートを放ちながらも無得点に終わったことを悔やんだ。

「自分の試合数よりはチームが勝つこと」。数々のタイトルを知る大谷は、チームのために戦い、勝利を追及していく。

(取材・文 奥山典幸)
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