▽明治安田生命J1リーグ第6節、横浜F・マリノスvsジュビロ磐田が8日に日産スタジアムで行われ、ホームの横浜FMが2-1で勝利した。

▽トリコロールのレジェンド中村俊輔の初凱旋に注目が集まった9位横浜FMと10位磐田による中位対決。開幕連勝スタートを飾るも、以降のリーグ戦3戦未勝利と失速が続く横浜FMは、直近のセレッソ大阪戦から先発3人を変更。負傷の中町に代えて喜田を起用したほか、前田と伊藤に代えてダビド・バブンスキー、ウーゴ・ヴィエイラの助っ人コンビが先発に入った。

▽一方、前節清水エスパルスとの4年ぶりの“静岡ダービー”に完勝し、勢いに乗る磐田は、櫻内に代わって右サイドバックに移籍後初出場となる高橋祥を起用した以外、同じメンバーを起用した。

▽古巣初対戦となる中村俊に多くの注目が集まった中でスタートした試合は、立ち上がりから拮抗した展開となった。それでも、ホームで4試合ぶりの勝利を目指す横浜FMは、16分と24分に天野がミドルレンジのシュートで続けてゴールを脅かすなど、徐々に磐田を押し込んでいく。

▽すると26分、左サイドでボールを持った横浜FMの新10番の齋藤が、かつての10番であり、磐田の新10番のマークを剥がして絶妙なクロスを入れると、これをファーサイドに走り込んだマルティノスが頭で流し込んだ。

▽齋藤のアシストからホームチームが先制に成功したが、磐田の10番も負けじと魅せる。34分、左CKの場面で中村俊がアウトスウィングのクロスをニアに入れると、クリアボールがボックス手前の大井に渡ると、大井が見事な左足のボレーシュートをゴール右隅に流し込んだ。

▽中村俊を起点に大井のゴールで振り出しに戻った試合は、その後一進一退の攻防を見せる。この流れの中で川又や天野に決定機が訪れるも、前半は1-1のイーブンで終了した。

▽後半も中盤で潰し合う展開が目立つも、横浜FMが56分に最初の決定機を迎える。カウンターから中央を持ち上がった齋藤のスルーパスに抜け出したウーゴ・ヴィエイラがボックス左で切り返してDFを外し、狙い澄ましたシュートを放つが、このシュートはわずかに枠の右に外れる。

▽一方、55分に太田を下げてアダイウトンを投入した磐田は、61分にボックス付近で仕掛けた松浦がループシュートを狙うが、ここは必死の戻りを見せた相手DFのクリアに遭う。

▽互いにゴールに迫りながらもあと一押しが足りない状況が続くが、横浜FMの10番が再び試合を動かす。73分、齋藤の浮き球の縦パスをボックス右で受けた金井が素早くターンして右足を振り抜くと、このシュートがゴール左隅に吸い込まれた。

▽齋藤の2アシスト目で勝ち越しに成功した横浜FMは、試合終盤にかけて足を痛めたマルティノスを含め、外国人助っ人3選手を揃ってベンチに下げ、これが移籍後初出場となる扇原やベテランDF栗原を投入し、逃げ切り態勢に入る。一方、追いつきたい磐田は、78分に櫻内、松本を同時投入。試合終了間際には右CKの場面で中村俊の絶妙なクロスにファーサイドでフリーの櫻内が飛び込むが、ヘディングシュートを枠に飛ばすことができず、試合はこのまま2-1でタイムアップ。

▽新10番齋藤の2アシストの活躍でかつての10番中村俊の所属する磐田を破った横浜FMが、リーグ戦4試合ぶりの勝利を掴んだ。