チンパンジー、糞便を見学者の顔に投げつける(出典:https://www.facebook.com/erin.vargo.75)

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動物園のチンパンジーの檻の前で、彼らが見せる軽快かつやや滑稽な動きを楽しんでいた見学者たち。その人懐こい性格が“災い”するのか、チンパンジーは時に思わぬことをやってのけるようだ。このほど米ミシガン州のある動物園で…。

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超イタズラなオスのチンパンジーによるハプニング動画が撮影されたのは、ミシガン州ケント郡のグランドラピッズにある「ジョン・ボール動物園」。今月2日、見学者たちとのコミュニケーションを楽しむなかでテンションをどんどん上げていったチンパンジーの1頭。ジャンプを繰り返しているようにも見えたが実はその手で自分の糞便をつかんでおり、彼は見学者に向かってそれを勢いよく投げた。

「ベチャッ…。」 「キャーッ!」 「うわっ、おばあちゃん…大丈夫!?」

あろうことか高齢者の女性の顔、しかもど真ん中にそれは命中した。女性の鼻から下は大きな黄褐色の粘性物体に覆われてしまったのだ。気の毒とは思いながら周囲の人々も笑いが止まらない。そんな様子をビデオ撮影したのは、ここで働いた経験があるというスプリングレイク在住のエリン・ヴァーゴさん。このハプニングはFacebookに投稿されて大きな話題となった。

実はエリンさん、そのチンパンジーが超イタズラ好きで、糞便の連投を意味する“シリアル・プープ・フリンジャー”と呼ばれて恐れられていることを知っていた。エリンさんは「こういう機会もたまにはあった方が良いのでしょう。こんなハプニングを経て、人間も動物をバカにしたり虐待したりしてはいけないということを痛感するのだと思います」と述べている。

霊長類はやはり知能が高い。英「ロンドン動物園(ZSL London Zoo)」では気が立っていた18歳のオスのゴリラが隙を狙って飼育舎から脱走し、警察が出動するなど大騒ぎとなった。麻酔銃によりなんとかゴリラは飼育舎に戻されたが、「大人しい彼を何がそうさせたのか慎重に調べるべき」といった声が相次いだという。

こちらは2日、YouTubeに“It Got Grandma!:Chimp at Zoo Throws Poo in Grandma's Face!”というタイトルで投稿されたそのハプニング動画である。ジョン・ボール動物園の広報担当者はこの件について「被害に遭った女性のご家族からは『大丈夫、理解していますから』といった言葉を頂いていますが、いつまでもそれで済ませられるとは考えていません。再発防止のためフェンスを設ける予定です」と話している。

出典:https://www.facebook.com/erin.vargo.75
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)