「子供が欲しい」母親、12歳娘を犠牲に(出典:http://www.mirror.co.uk)

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英ウェスト・ミッドランズのウォリックシャー州で、判事や検察官らが「非常に深刻で異常なケース」と述べたほどの残虐な事件の裁判が行われた。英紙『Mirror』ら複数メディアは、あまりにも身勝手な実母の「代理母」として12歳少女が妊娠するまで継父にレイプされ続けたという驚くべき事件の全貌を伝えている。

ウォリックシャー州に住む共に30代の男女が、ウォリック治安裁判所で実刑判決を受けた。

被害に遭った少女の氏名は明かされていないが、12歳の少女の実母はインターネットで知り合った男と交際するうちに、その男との間に「子供が欲しい」と願うようになった。

過去に避妊手術を受けていたため妊娠が不可能だった少女の母親は、GP(一般診療所)へ出向きもう一度妊娠できるようにしてもらえないかと相談した。しかし医師から無理だと言われ、思いついたのが「実の娘を妊娠させて代理母にする」ということだった。

当時12歳にも満たなかった少女は「自分の代わりに妊娠して出産してほしい」と母親に言われ、妊娠するまで継父にレイプされ続けたのだ。

やがて少女が妊娠し、学校の教師に「実母に強要されて継父に妊娠させられた」と告白したこと、また少女の妊娠を診断したGPの医師が警察に通報したことで事件が発覚し母親と継父は逮捕された。

当初、継父は「パートナー(少女の母)が人工的に自分の精液で少女を妊娠させた」と主張していたが、裁判初日に2人は罪を認めたために、母親には6年、継父には18年の実刑判決が科せられた。

スティーヴン・ベイリー検察官は「母親がその性行為に加わったかは定かではないが、実の子供を利用し妊娠できない自分に変わって代理母として求めたことは事実である」と述べている。

裁判では、少女の母親が「子供ができればそれは“天からの授かりもの”だから」と少女に言い聞かせる発言をしていたことも明らかになっている。このあまりにも自己中心的で残虐な犯罪行為に対し、アンドリュー・ロックハート判事は「これは通常のレイプではなく、12歳の子供を意図的に妊娠させたレイプである。少女の年齢や将来与えられるダメージ、さらに少女と生まれてくる子供の幸せも全く考慮していない身勝手な犯罪だ」と2人を糾弾した。

妊娠した少女はすでに出産を終えているが、誕生した赤ちゃんは施設に預けられているという。この件を知った州議会のスポークスマンは、「これからは少女を全力でサポートしていくようにできる限りのことをするつもりです」と話している。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)