10人の町田が87分からFW中島のハットで劇的逆転勝利! ジウシーニョデビュー弾も福岡が痛恨の2敗目…《J2》

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▽明治安田生命J2リーグ第7節のアビスパ福岡vsFC町田ゼルビアが8日にレベルファイブスタジアムで行われ、アウェイの町田が3-1で逆転勝利した。

▽2戦連続ゴールレスドローの6位福岡と、前節5試合ぶりの敗戦を喫した15位町田が激突した一戦。互いに前線のターゲットマンにシンプルにロングボールを当てながら、リスクを回避した攻撃からゴールを目指す。ウェリントンがイーブンボールを制し、攻撃の形を作るホームチームは13分、右サイドからカットインした亀川が強烈な左足のシュートでゴールに迫るが、ここはGK高原の好守に阻まれる。

▽一方、戸島と中島の2トップの機動力を生かして背後を狙う町田は、流れの中ではなかなかフィニッシュに持ち込めないものの、セットプレーの二次攻撃から李漢宰や森村がフィニッシュに絡んでいく。

▽その後はホームの福岡がやや優勢に試合を運ぶも、町田の堅守をこじ開けるまでには至らず、やや見所を欠いた前半はゴールレスで終了した。

▽互いに選手交代なしで迎えた後半、開始直後には石津のスルーパスに抜け出したウィリアン・ポッピがゴール前で仕掛けるが、ここはDFとGKに囲い込まれてフィニッシュまで持ち込めない。

▽後半もこう着状態が続く中、ホームで勝ち切りたい福岡は64分、山瀬を下げてこれが移籍後初出場となるジウシーニョを投入。すると、百戦錬磨のブラジル人助っ人が投入直後に大仕事を果たす。66分、右CKの場面でクリアボールに反応した三門がボックス手前からシュート。これはGK高原に弾かれるが、ゴール前でこぼれ球を拾ったジウシーニョが左足で豪快に蹴り込んだ。

▽連敗は避けたい町田は、すぐさま反撃に転じたいところだったが、71分にアクシデントが発生。前半からウェリントンと激しくやり合っていた増田がラフプレーで2枚目の警告を受け、退場処分に。町田はビハインドに加え、数的不利を背負うことになった。

▽その後は数的優位を生かして福岡が危なげなくゲームをコントロールするが、追加点を奪えない。すると、試合終了間際に悪夢のような結末が待っていた。

▽数的不利を背負いながらも諦めずハードワークを続ける町田は87分、ボックス手前中央で吉濱が入れた浮き球のクロスをボックス右でDF堤の緩慢なマークを外した中島が頭で合わせ、土壇場で追いつく。続く90分には、相手陣内右サイド深くで得たFKの場面で吉濱が左足インスウィングで入れた絶妙なボールをニアに走り込んだ中島が再び頭で左隅に流し込み、10人のアウェイチームが逆転に成功。さらに95分、ラストプレーで福岡がGKまで前線に上げたセットプレーを試みると、このカウンターから相手陣内を独走した中島が無人のゴールへ流し込み、わずか8分間でハットトリックを達成した。

▽そして、数的不利を背負いながらも中島の圧巻ハットトリックで試合を引っくり返した町田が、敵地で劇的な逆転勝利を掴んだ。一方、まずい試合運びで痛恨の逆転負けを喫した福岡は、開幕節以来の今季2敗目を喫した。