患者、救急車を盗み高速道路を疾走(出典:https://www.thelocal.it)

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イタリア・トスカーナ州の高速道路でこのほど、1台の救急車をパトカーが猛スピードで追うという予想外の事態が繰り広げられた。なぜならその救急車を運転していたのは…!?

イタリアのメディア『thelocal.it』が伝えているところによれば、トスカーナ州エンポリのある家が救急車を要請したのは3日午前4時頃のこと。「家族が“ローマの麻薬密売組織の情報を持っている”などと口走り、激高して手が付けられない。病院へ連れていって欲しい」という理由であった。間もなく救急車が到着して隊員が車から降りると、“病人”とされた34歳の男がさっとその運転席に乗り込み、救急車を急発進させどこかへ消えてしまった。

警察はGPSを頼りに救急車を追って高速道路アウトストラーダ A1へ。そこで危険なカーチェイスが始まった。シエナ付近に設置されたブロックに男も観念してついに御用となったが、そこまでの走行距離はなんと150km。一般車両の通行が禁止となるなど大変な数の人々が迷惑をこうむった。

この男は以前にもバスを盗んで暴走させ、教会の壁に突っ込んで逮捕されたことがある。いずれにおいても動機については「気晴らしにちょっとドライブでも」などと話しており、精神科の医師や警察官の間でこの男を知らぬ者はもはやいない。窃盗罪、偽計業務妨害罪などで訴えたいところだが、精神保健福祉の観点から個人情報が公表されることもなく現在は当局の保護下にあるという。

救急車におけるとんだハプニングはたびたび報じられているが、まれには乗っ取り事件も起きている。米ニューメキシコ州では医療機関の敷地内に停車し、運転手が後部で仮眠をとっていた救急車が乗っ取られた。緊急車両とあって一般ドライバーは次々と道を譲り、高速道路においては猛スピードで疾走。警察をおおいに手こずらせたという。

出典:https://www.thelocal.it
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)