7日、韓国・聯合ニュースによると、昨年12月に出版された筒井康隆氏の著書「モナドの領域」が販売中止となった。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真は慰安婦像。

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2017年4月7日、韓国・聯合ニュースによると、昨年12月に出版された筒井康隆氏の著書「モナドの領域」が販売中止となった。

韓国の出版社・イチョウは「昨年12月に出版した『モナドの領域』の販売中止を決定した」とし、「書店に流通している紙の書籍と電子書籍の販売を本日(7日)より全面的に中断する」と明らかにした。「モナドの領域」は昨年12月、韓国内主要書店の翻訳本ベストセラーリストに上がった書籍だ。

同社は、今年後半に出版予定だった同氏の「旅のラゴス」についても、韓国国内エージェントと著作権を有する日本の会社に契約解除を通知した。同社の関係者は、「作家の文学的成果とは別に、日韓関係と歴史を見渡す視点に大きく失望した」とし、「作家としてだけでなく、一人の人間としての彼の態度と資質について憤りと悲しみを同時に感じる」と述べた。

筒井氏は6日、自身のTwitterで長嶺大使の帰任に伴い、卑猥な表現で慰安婦少女像を侮辱するような投稿を行い、韓国内で議論を呼んでいた。

韓国のネットユーザーからは「(筒井氏の投稿は)作家が使うような言葉じゃない」「このような考えを持つ者もいる難しい状況の中、日本政府は(大使の帰任という)賢明な決定をした」「本性が分かってしまうような低レベルな表現を平気で使うんだな」「優れた芸術家がその人格も優れているとは限らない、ということだ」「イチョウの判断に敬意を表する」「日本の知識人がこの程度の水準であるということは憂慮すべき問題」など、筒井氏に批判的な意見が多数寄せられた。(翻訳・編集/三田)