5月26日からは台湾で公開も決定

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 1995年に解散したバンド「THE BLUE HEARTS」の6つの名曲を映像化した短編映画集「ブルーハーツが聴こえる」の公開記念舞台挨拶が4月8日東京・新宿バルト9で行われ、「ハンマー(48億のブルース)」の尾野真千子、角田晃広(東京03)、伊藤沙莉、飯塚健監督、「ジョウネツノバラ」の永瀬正敏、工藤伸一監督が出席した。

 同バンドの楽曲を6人のクリエイターが自由に解釈し映画化。恋愛、友情、家族、青春、喪失、再生など、人生の普遍的な営みや感情の機微を描いた。永瀬は「THE BLUE HEARTSのメンバーにも、THE BLUE HEARTSを愛している皆さんにもお礼を言いたい」と頭を下げ、2013年の企画開始当初から携わっていた工藤監督を「監督デビュー作おめでとうございます! 次は(登壇陣)全員、このキャストで作ってください」と祝福した。

 永瀬は「ジョウネツノバラ」で、最愛の女性の遺体をそばに置こうとする男を熱演。永瀬が長年温めていた物語が原案になっており、「僕の祖母が亡くなった際に、それまで気丈に振る舞っていたおふくろが、棺桶を焼き場に入れるというところで突然、慟哭し始めたんです。僕は後ろから抱きしめました。そこで永遠の愛情や別れとはなんだろうと思い、それを男女に置き換えて書かせていただきました」と経緯を明かした。

 その物語に、永瀬自身が加筆し脚本化。「言葉はかわさなかったですが、忌野清志郎さんの告別式で、(同バンドボーカルの)甲本ヒロトさんと同じ空間にいたことがあります」と述べたうえで、「その時のヒロトさんの清志郎さんに対する言葉がものすごく良くて、それらをミックスして、合致点を探していきました」と説明した。

 さらに、最愛の女性に扮した水原希子にも言及。撮影は氷点下10度の冷凍倉庫で行われたそうだが、「ものすごく寒かったんですが、水原さんはほぼ何も身にまとっていないんです。怒って『帰りてえ!』となってもしょうがないのに、いつもニコニコしていた。そのプロフェッショナリズムに感動しましたね」と脱帽の様子だ。工藤監督も水原を称賛しつつ、「永瀬さんの特殊メイクも細部にわたっています。時間を追うごとに、徐々にシワの数が増えているんです。気づかれましたか?」と観客に問いかけていた。

 また、今作が5月26日から台湾で公開されることも発表。「ハンマー(48億のブルース)」でアラサー女性を演じた尾野は「皆で台湾行きましょうか! 皆さん、永瀬さんのシワをもう一度見に来てくださいね」とほほ笑み、永瀬も「台湾行きたいですねえ。大好きなところなので、ぜひ行きたい」と同調していた。