家族の写真を披露した大島美幸

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 自閉症で言葉を失った少年とその家族の日々を追ったドキュメンタリー映画「ぼくと魔法の言葉たち」が4月8日、全国9スクリーンで公開され、お笑いトリオ「森三中」の大島美幸が東京・シネスイッチ銀座でトークイベントを行った。

 妊活を経て2015年6月に長男・笑福(えふ)くんを出産し、母となった大島。この日は家族の写真を披露し、日々子育てや仕事に追われるなかでの「家族の時間の作り方」を明かした。「家は“ほうれんそう”。報告、連絡、相談でやっております。合間をみつけて、たわむれております」と家庭円満の様子。だが、夫・鈴木おさむが息子を激愛しているため「旦那は仕事の合間に帰ってくるとか、よくやっています。(息子が)かわいいみたいです。私の顔を見てくれないです(笑)。『笑福ー!』ってすぐいきます」と寂しげに語った。

 映画は、2歳のときに言葉を失った自閉症の少年オーウェン・サスカインドが、両親と兄の愛情とサポートのもと、ディズニー・アニメーションを通して言葉を身につけ、自立していく姿を映し出す。オーウェンの父親で、ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリストでもあるロン・サスカインドの著書「ディズニー・セラピー 自閉症のわが子が教えてくれたこと」をもとに、アカデミー短編ドキュメンタリー賞を受賞した経歴を持つロジャー・ロス・ウィリアムズ監督が手がけた。第89回アカデミー賞では、長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた。

 大島は、映画の話題でも母の顔をのぞかせる。劇中で描かれる家族の絆について触れ、「愛情に包まれて、眩しくて見れない時がありました。全て愛情なんだと思った」としみじみ。「家族の物語なので、『どうやって愛情を注げばいいのだろう』と見ていた。観察する、小さいことでも見逃さないというのは勉強になりました。(子どもは)言葉をちゃんと言えないので、サインを見逃さないというのはすごくわかります」と感慨深げに語った。

 同館では毎週火曜日、本作の2回目の上映回に限り、上映中に席を立っても声を出してもOKな「フレンドリー上映」を実施している。司会が「赤ちゃんが泣いても大丈夫」と説明すると、大島は「嬉しいです! 母になってから、映画館に一度も来ていないです。『うるさくしたらどうしよう』と、それしかなかったので。ぜひ来させていただきます」と絶賛していた。