4月6日に行われた欅坂46の1周年記念ライブは、大成功に終わり、わずか1年で女性アイドルのトップグループに追いつく勢いを見せつけた。ところが、この時に発表されたのが、「ひらがなけやき」の追加オーディションというサプライズである。発表の直後、メンバーの何人かは泣き出し、ファンもまた歓声とも悲鳴とも溜息ともつかない、なんとも言えない空気が会場を支配した。

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 欅坂46は、1期生21人(途中参加の長濱ねるも含む)が全員選抜で4枚目まで来ており、さらにそこに2期生を中心に、長濱が兼任する形でのけやきざか(通称ひらがなけやき)で構成されている。常識的に考えれば、欅坂は選抜、ひらがなけやきはアンダーという位置づけになるはずであるが、何しろ現状の欅坂は全員選抜なので、1期生を「欅坂」2期を「ひらがなけやき」と考えているものも少なくない。運営からの明確なアナウンスがないまま、ここまで来ているので、果たして、選抜とアンダーなのか、1期と2期なのか、そもそも別グループとしてなりたつのかなど、様々な憶測が生まれていたのだが、まさかの3期生募集で、ますますその位置づけが混乱したのである。

 何しろ、結成してから1周年。1年しかたっていない。

 劇場公演があるAKBなら、公演を回すためにも一定の人数は必要ではあるが、そうではない欅坂にとって、今夏オーディションとなると、明らかに人数が過剰になると思われる。ましてや、まだまだ露出は少ないものの、握手会の完売メンバーも出ている2期生にとっては、自分たちの知名度が上がる前に、また、一人も選抜されていない状態での増員というのは、ショックだろう。

 姉妹グループである乃木坂は、2011年にデビューして、2013年に2期生加入、そして2016年に3期生加入と、緩やかな増員をしているだけに、欅坂の性急な増員に違和感を覚えるものは、メンバーにもファンにも多いのである。

 果たして、ネットでは「握手要員増加」(CD売り上げの為の握手会の枠を増やしたい)であるとか、かっこいい曲中心の「欅坂」と、アイドルソング中心の「けやきざか」の2チーム制をとるのではないかとか、様々な憶測が飛び交っている。特に、1期生ながら、加入時期がずれたため、「ひらがなけやき」との兼任になっている長濱ねるのファンは、長濱を完全に欅坂に移動・固定させるべきか、2期生の為にも残るべきかなど、彼女が発表時に号泣していたことも含めて、混乱状況が続いている。

 果たして、この増員が、乃木坂3期生のように、人気維持の切り札になるのか、あるいはAKBGのように、組織の巨大化によるインパクトを狙っているのか……運営の早めの説明が求められている。