山口vs徳島は劇的ドロー! 渡が後半ATに得点ランクトップの5点目で値千金同点弾《J2》

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▽明治安田生命J2リーグ第7節のレノファ山口FCvs徳島ヴォルティスが8日に維新百年記念公園陸上競技場で行われ、1-1のドローに終わった。

▽共に2試合ぶりの勝利を目指す18位山口と、5位徳島の一戦。試合は開始3分にボックス手前左から馬渡が強烈なシュートで相手GKに好守を強いるなど、アウェイの徳島が押し込む入りとなった。

▽だが、時間の経過と共に水を含んだピッチの利点を生かして持ち味のパスワークを発揮し始めた山口が、小野瀬のミドルシュートなどで反撃を開始。さらに、20分過ぎには鋭い縦への攻めからボックス付近の小塚、前が続けてシュートを放つが、GK梶川の牙城を破れない。

▽前半半ばから終盤にかけてもオープンな攻防が続く中、徳島は馬渡の鋭いクロス、山口は相手の背後を突いたシンプルな攻めでゴールに迫る。42分には裏へ抜け出した前に再び決定機も、序盤から安定していたゴールキーピングを見せていたGK梶川にまたしてもビッグセーブで阻まれ、前半はゴールレスで終了した。

▽迎えた後半、徳島はDF石井を下げてハーフタイム明けにアタッカーの松村を投入し、3バックからより攻撃的な4バックに変更し、先制点を目指す。だが、後半立ち上がりは前半に比べてボール支配率を増した山口が押し込むが、和田のシュートは枠を捉えきれない。

▽55分には徳島に後半最初の決定機。味方のスルーパスに抜け出した杉本がボックス左から決定的なシュートを放つが、これはGK山田の顔面セーブに阻まれる。この直後に徳島は、小西を下げてカルリーニョスを2枚目の交代カードとして投入した。

▽後半立ち上がり以降、押し込まれる時間が続く山口は、高柳と小野瀬に代えて池上と加藤を投入し、攻撃に変化を加える。なかなか攻め切れない場面が目立ったものの、73分に待望の先制点を奪う。左サイドを攻め上がった星からのグラウンダーの折り返しを受けた前がボックス右角から強烈なシュート。これはGK梶川に弾かれるが、ファーサイドでこぼれ球を拾った星が角度のないところから左足のシュートをファーポストに流し込んだ。

▽試合終盤にかけては連敗を避けたい徳島が決死の猛攻を見せるが、焦りからか、アタッキングサードでのプレー精度を欠き、なかなか決定機を作れない。逆に、前がかりになったところを引っくり返されては、山口の鋭いカウンターを浴びる。90分にはボックス左に抜け出した加藤の折り返しを米澤に流し込まれるが、ここはオフサイドに救われる。

▽すると、再三のピンチを何とか凌いだ徳島は、試合終了間際の後半アディショナルタイム1分に右サイド深くで広瀬が上げたクロスを、ファーサイドで競り勝った渡が頭でゴール右隅に流し込み、土壇場で追いついた。そして、渡の得点ランキングトップとなる今季5点目でドローに持ち込んだ徳島が、勝ち点1を持ち帰ることに成功した。