思わず言葉を噛んでしまうことが誰にでもありますよね。しっかり感謝を伝えたいのに「ありがとうごぜ、ございます」なんて噛んでしまえば、恥ずかしいことこの上ありません。自分はちゃんと言葉を発しているつもりなのに、なぜか噛んでしまう。それにしても、どうしてわたしたちは言葉を噛んでしまうのでしょうか?

噛んでしまう主な2つの原因

言葉を噛んでしまう原因としては、主に神経系が足を引っ張っている場合と、口の動きが足を引っ張っている場合、もしくは両方である可能性が考えられます。まず神経系によるものですが、もっと詳しく言うとなれば、精神的圧迫による緊張などで、言語をつかさどる脳領域の働きが上手くいかない状態のこと。事前にどんなに用意周到に準備をしていたとしても、噛んでしまう方はこれに該当します。

次に口の動きが足を引っ張る場合。これは人のライフスタイルによって、口を動かす機会が減ることにより、口や舌の動きがなまってしまう状態を指します。テレビのアナウンサーの方たちは、常日頃から滑舌トレーニングを行っているので、こうした口の動きがなまる事態となはならず、スラスラと言葉を発することができるわけです。職業柄人と話す機会が少ない、口を動かす機会が少ない方はこれに該当します。

神経系が足を引っ張っていると感じているなら

人前で話す機会を見据えて、シミュレーションや滑舌トレーニングも実践した。それにも関わらず何度も噛んでしまった、上手くしゃべれなかった、というあなたは神経系が足を引っ張っている事態が想定されます。わたしたち現代人は仕事に追われ、日々ストレスフルに過ごしていることから、自律神経の交感神経ばかりが活性化されがちです。交感神経の活性化は、覚醒力や気力、パフォーマンスの向上に欠かせないものではありますが、働きが過剰になると、疲弊や緊張を伴う暴走状態となってしまいます。

これを唯一制御してくれるのが、リラックスをつかさどる副交感神経です。しかし交感神経が活発化するほど、副交感神経の働きは弱くなります。こうなると必然とわたしたちは緊張に弱い状態となり、言葉を噛んでしまうようになるわけです。こうならないためには、ずばり副交感神経を鍛えることが最善です。十分な睡眠によっても鍛えることはできますが、それよりも効果的なのが有酸素運動です。常日頃から有酸素運動を行っておくことで、緊張に強くなり、言葉を噛まないようになることができます。

口の動きが足を引っ張っていると感じているなら

比較的口の動きに長けているとされるテレビのアナウンサーでさえ、日々滑舌トレーニングを実践し、口の動きを円滑にしようと努力しています。彼らよりも口を動かす能力に長けていないわたしたちが、口を動かすトレーニングを怠っているとどうなるかはご明察のとおりです。日々口が疲れてしまうほど口を動かしている人なら問題ないですが、口を動かす機会が少ないと自覚している人は、口の動きがなまらないよう、日頃から滑舌トレーニングを実践しておくといいでしょう。朝一に口や舌を動かすだけで、大きな変化が実感いただけるはずです。


writer:サプリ編集部